会長短信「春夏秋冬」
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会長短信「春夏秋冬(12)」
「地方獣医師会との連携を強化し、迅速な課題解決に向けた更なる決意」
公益社団法人日本獣医師会の第71回通常総会が、平成26年6月27日(金)の午後1時半から明治記念館で、本会会員の55地方獣医師会、自由民主党獣医師問題議員連盟森 英介幹事長及び同北村誠吾事務局長、公益社団法人日本医師会横倉義武会長をはじめ、多くのご来賓及び関係者の皆様方をお迎えして開催されました。
総会では全ての議案が承認され、26年度の事業がスタートいたしました。このことは、ひとえに会員並びに構成獣医師の皆様方のご支援とご協力の賜物であり、心から御礼を申し上げます。
総会の冒頭に日本獣医師会の会長としての挨拶の中で、本会の役割は公益法人として国家並びに国民の期待に応えることにあり、そのためには本会の将来像を明示しなければならないことをお話ししました。すなわち、本会としてミッションを自覚しビジョンを示し、あるべき姿のグランドデザインを描き、そのグランドデザインに到達するロードマップを示す必要があります。
昨年の日本獣医師会総会で、私は会長就任に際して二つの課題を挙げました。一つは日本獣医師会と地方獣医師会の連携の強化であり、いま一つは、諸課題にスピード感を持って取り組むことでありました。この一年間、この二つの点についてしっかりと実践し、26年度も積極的に取り組む決意であります。
特に、日本獣医師会は地方獣医師会のために活動するものであり、同時に、地方獣医師会には日本獣医師会を支えていただく役割と使命があります。つまり、日本獣医師会と地方獣医師会は表裏一体であり、共通の目標に向かって活動を推進しなければなりません。そのためには常に情報と課題を共有することが肝要であります。
日本獣医師会の活動理念である「動物と人の健康は一つ。そして、それは地球の願い。」に基づき、獣医師会は、高度専門職業人としての獣医師が組織する公益団体として、獣医師及び獣医療に対する社会的要請を踏まえ、国民生活の安全保障、動物関連産業界の発展による社会経済の安定、更には、地球環境の保全に寄与することを目的に、国民及び地域社会の理解と信頼の下で、獣医師会活動を推進しなければなりません。
今後とも地方獣医師会と構成獣医師の皆様との連携を大切にして、26年度事業計画を実践していく決意でありますので、ご協力とご理解をお願いいたします。詳しくは日本獣医師会ホームページや日本獣医師会雑誌の会長挨拶、また第71回通常総会議案書をお読みいただければ幸いです。
平成26年7月17日 公益社団法人日本獣医師会 会長 藏内勇夫
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