獣医学教育改善に向けた活動の経過 第Ⅳ期
第Ⅳ期(高度専門職業人要請課程としての獣医学教育改善等の方策の検討)
(1)平成20年8月 :
(社)日本獣医師会が、国公立大学の法人化以降における獣医学教育をめぐる環境の変化、平成16年の文部科学省「国公立大学における獣医学教育に関する協議会報告」の取りまとめ以降の各獣医学系大学における教育改善の進捗状況を踏まえ、今後の獣医学教育改善の推進に資するべく関係省庁(文部科学省、農林水産省)、全国大学獣医学関係代表者協議会、日本学術会議、日本獣医学会など関係者による獣医学教育改善に関する関係者懇談会を開催
(2)平成20年9月 :
文部科学大臣が中央教育審議会に「中長期的な大学教育の在り方について」を諮問。その検討の中で社会的要請の特に高い分野における人材養成に関し、医療とともに獣医学が特記され、該当分野の教育課程の充実、教育活動の評価、社会との連携等の在り方が論点とされる
(3)平成20年11月 :
文部科学省高等教育局に「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議(座長:唐木英明 日本学術会議副会長)」が設置。獣医学教育内容、教育の質の保証、教育研究体制などの在り方について検討が開始
(4)平成20年12月 :
農林水産省の獣医事審議会計画部会(部会長:山根義久 日本獣医師会会長)において、「獣医療を提供する体制の整備を図るための基本方針」の見直しの観点から、産業動物、小動物、公務員、民間・研究の獣医師各職域分野ごとに基本方針を定めるにあたっての留意すべき事項について検討が開始
(5)平成21年8月 :
私立獣医科大学協会が、「私立獣医科大学における臨床教育および動物病院の相互評価報告書」を取りまとめる
(6)平成21年11月 :
国際獣疫事務局(OIE)が、獣医学教育に関する関係国(者)会議を開催し、「より安全な世界のための獣医学教育の新展開」についてを勧告
(7)平成22年2月 :
(社)日本獣医師会が、獣医学臨床教育における臨床実習の質の改善に向けての「参加型臨床実習」の導入に向けての条件整備について関係者間の共通理解を得るべく「獣医学臨床教育の改善(参加型臨床実習の在り方)に関する関係者懇談会」を開催