獣医学教育改善に向けた活動の経過 第Ⅲ期
第Ⅲ期(獣医学教育改善に向けての外部評価取り組みの検討)
(1) 平成13年 :
全国大学獣医学関係代表者協議会が、同協議会の横断的評価委員会において、自己点検統一フォーマットによる横断的評価を開始。「獣医学教育の横断的評価調査報告」を取りまとめる
(2)平成14年 :
中央教育審議会が、第三者による外部評価システムの導入等を内容とする「大学の質の確保に係る新たなシステムの構築について」を答申
(3)平成14年 :
私立獣医科大学協会が、「私立獣医科大学における獣医学教育の相互報告書(平成6年度~12年度)」を取りまとめる
(4)平成16年 :
全国大学獣医学関係代表者協議会が、獣医学専門教育課程のカリキュラムを「代表者協議会標準カリキュラム」として取りまとめる
(5)平成16年 :
国立大学法人法が施行され、国立大学法人制度が発足。文部科学大臣の示す中期目標の期間における大学の業務実績についての文部科学省国立大学法人評価委員会による評価制度が発足
一方、学校教育方が改正され、大学の教育・研究システムの評価精度が整備
ア 各大学における自己点検・評価の実施(学校教育法第69条の3第1項)
イ 第三者機関による認証評価の実施(学校教育法第69条の3第2項)
(6)平成16~17年 :
(社)日本獣医師会が、同会の学術・教育・研究委員会において、全国獣医学関係代表者協議会等の関係団体等とともに、大学が自己点検・評価を行うに当たり指標となるべき獣医学専門教育課程のカリキュラムを「標準的カリキュラム」として整備
(7)平成17年 :
(社)日本獣医師会が、文部科学省、農林水産省、全国獣医学系大学学長に対し、獣医学教育の実質的改善を推進するため、日本獣医師会が定めた「標準的カリキュラム」を改善の進捗状況の自己点検・評価を行うに当たり、達成度の指標とすべき旨を提言
(8)平成17年 :
私立獣医科大学協会が、「私立獣医科大学における獣医学教育充実に関する短期改善目標の達成度調査報告書(平成14・15年度)を取りまとめる
(9)平成17年 :
(社)日本獣医師会が、獣医学教育の質の評価システムを文部科学省の指導の下で関係機関と共同で立ち上げることが必要との判断の下、平成17年から同会の学術部会学術・教育・研究委員会において「獣医学教育の外部評価のあり方」の検討を開始。18年3月に議論の経過を中間とりまとめ(案)として整理し、全国大学獣医学関係代表者協議会に提示、意見を聴取
(10)平成18年 :
国公立大学獣医学協議会が、私立大学と連携して相互評価を行うに当たり、その前段階としての国立各大学の自己評価の対応を検討するための小委員会を立ち上げ
(11)平成19年 :
(社)日本獣医師会が、同会の学術部会学術・教育・研究委員会において「獣医学教育改善に向けての外部評価のあり方」を取りまとめる
(12)平成19年 :
(社)日本獣医師会が、文部科学省、農林水産省、全国獣医学系大学学長、日本学術会議、全国大学獣医学関係代表者協議会に対し、獣医学教育の改善に向けた外部評価の取り組みの推進とともに、獣医学教育課程の入学定員抑制の維持を要請
(13)平成19年 :
私立獣医科大学協会が、文部科学省に対し、獣医学教育の質の改善が優先課題であるとし、入学定員抑制策の堅持とともに、社会的要請に応え得る獣医師養成施設としての既存大学の整備充実の指導・支援を要請
(14)平成19年 :
私立獣医科大学協会が、「私立獣医科大学における獣医学教育の相互評価報告書(平成13~17年度)」を取りまとめる