獣医学教育改善に向けた活動の経過 第Ⅰ期
第Ⅰ期(教育年限の延長から大学院連合獣医学研究科の設置まで)
(1)昭和45年以降 :
(社)日本獣医師会が獣医学教育の年限の延長を文部省、農林省等に要請
(2)昭和46年 :
日本学術会議が、獣医学教育の修学年限を4年から6年に延長するよう内閣総理大臣に勧告
(3)昭和47年 :
農林省が、獣医学教育年限の延長を文部省に要請
(4)昭和51年 :
文部省の「獣医学教育の改善に関する調査研究会議」が、獣医学教育改善のため、修士課程積み上げ方式による6年制教育の実施の必要性を文部省大学局長に報告
(5)昭和52年 :
獣医師法の一部改正により、53年度入学者から修士課程積み上げによる6年制教育が開始
(6)昭和58年 :
学校教育法の一部改正により、59年度入学者から獣医学教育課程の修業年限が6年に整備
(7)昭和58年 :
「獣医学教育の改善に関する調査研究会議」が、文部省大学局長に報告
ア 6年制教育に当たっては、学科を独立の学部とすることが望ましい
イ 国立大学については、獣医学科の総定員を変更しないものとして学部移行するとすれば、国立10大学の再編整備が必要
(8)昭和60年 :
国公立大学獣医学協議会が、獣医学教育改善に当たっての基本的考え方を取りまとめる
ア 国立大学の再編整備を推進
イ 再編整備は現有の教官数を基本
ウ 学部並み以上の規模とし、大学院の併設
(9)昭和62年 :
(社)日本獣医師会が、国公立獣医学系大学の再編整備の促進を文部省等に要請
(10)平成元年 :
文部省は、「再編整備は、学内事情等から進展しないが、今後とも地域コンセンサスを待ちながら対応する。」としたが、一方、連合大学院の基幹校の決定を受け、平成2年に岐阜大学及び山口大学に大学院連合獣医学研究科が設置