掲載日：2016年04月18日

－被災者の皆様、そして全国の獣医師の皆様へ―

　このたびの熊本県を中心とした地震により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。日本獣医師会は、ご自身やご家族の生活を必死に守ろうとしておられる方々、そして被災者のためにあらゆる尽力をされている方々を心から応援いたします。

　我々は、これまでに未曽有の大災害といわれた東日本大震災、阪神淡路大震災等において、ボランティアの方々と連携し、国民の善意に支えられながら被災動物の救護活動を展開することにより、我々自身がステップアップするとともに、人と動物の絆を強めてまいりました。

　今回の熊本大震災では、大きな余震が頻回繰り返されて被害が拡大し、多数の人と動物が被災しており、被災地ではすでに一部の獣医師及び獣医師会が動物救護活動を開始しています。被災地の獣医師の方々は、ご自身の生活が苦難にさらされ、大変な苦労を強いられていることと思います。全国の獣医師及び獣医師会におかれては、被災獣医師及び現地の動物救護活動に対し、可能な限りのご支援をお願いいたします。

　日本獣医師会は、このたびの地震で被災された人及び動物のためにあらゆる支援活動を惜しまず実施してまいります。
　私は、被災地の皆様が復興を目指す力を信じるとともに、全ての獣医師及び獣医師会が被災地における動物救護活動と被災地の復興に対する支援活動に奮励努力されることを期待いたします。

平成２８年４月

公益社団法人　日本獣医師会
　会　長　　藏　内　勇　夫