(3)牛の脳の無作為抽出:BSEの発生はきわめてまれであることから,大量の牛の脳を検査しない限り,全国の牛の母集団から無作為抽出した牛の脳の顕微鏡検査では有病率100万分の1の本病を摘発することは難しいであろう(表7および表8). ・これらのサーベイランスの結果は,少なくとも7年間保存すること.
表7 有病率が100万分の1の場合に少なくとも摘発せしめる標本サイズ(一般死亡率が1%の場合)1) その国において飼養されている36ヵ月齢超の牛の頭数. 2) BESが100万分の1以下の有病率で存在する場合のBES牛の最大頭数. 3) 精密検査の対象とすべき牛を選出する対象となる候補牛の頭数. 4) 信頼度(BESが存在する場合にBESが標本中に含まれる確率).
表8 有病率が100万分の1の場合に少なくとも1頭を摘発せしめる標本サイズ(一般死亡率が5%の場合)
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