パソコンの開封からインターネット接続までの実際
 ノートパソコンとマウスを購入,自宅で開封,電源とマウスを繋ぎ,モニターを開いて電源ボタンを押す.しばらくすると「Windows98へようこそ」の画面で「インターネットに接続」というCONTENTSが表示される.マウスを動かし,矢印を文字上に動かすと文字が赤色に変わる.クリック(マウスの左ボタンを2回続けて押す)すると,「インターネット接続ウィザードにようこそ」の画面,ここで行なわれる設定を以下に解説する.  1)ダイヤルのプロパティ
  パソコンをインターネットに接続する場合,電話回線からモジュラージャックを抜き,パソコン背面(または側面)のモデムジャックに接続するが,自宅の電話が「トーン」「パルス」かの違いでモデムの設定が異なる.ダイヤルする際,番号を押すと,「ピ・ポ・パ」と音が発する方が,パルスで「ジーッ」の方がトーンである.「ダイヤル方法」の項目の白い丸に黒点が入った方が選択で,変更する場合はマウスの矢印を白丸に近づけてマウスを押せば変更できる.作業が終了したら「OK」を押してウインドを閉じる.
  2)アクセスプログラムの起動
  現在販売されているパソコンには特定のプロバイダー(例:nifty,AOL,So-net等)に半自動的に接続して契約・設定できるプログラムが組み込まれている.ここでたとえばAOLを選択した場合でも,通常フリーダイヤル回線で接続され,国際電話料金が請求されることはない.電話回線がパソコンのモデムジャックに接続されているのを確認し(前頁の下図参照),選択したプロバイダーのマークをマウス右ボタンでクリックするとアクセスプログラムが起動する(この時点で電話線を介してプロバイダーのコンピュータと接続されている).氏名・性別・生年月日・住所・郵便番号・自宅の電話番号・支払いのクレジットカード情報等をキーボードから入力する.クレジットカードの番号を入力するのは心配だが,カード番号を知られただけではお金は引き落とせないことと,通信にはセキュリティがかけられている.入力後,プロバイダーからユーザー認識用の名前(ユーザーID;アルファベットと数字の組み合わせで,例:ABC0070A)の交付と暗証番号の入力を求められ(仮の暗証番号が提示され,後日自分で変更するシステムもある),正式な契約書は後日郵送されてくる.以上の入力が終了すると,いよいよインターネット接続が可能になる.
 接続の詳細については,紙面の関係で省略するが,下記の参考書は理解を助ける図譜も多く,親切な編集がなされているので推奨する.それらを参考に是非チャレンジして欲しい.

参 考 図 書
1) インターネット電子メール楽入門:特選街特別編集版;アキノ出版ムック
2) インターネットを始めよう2000年版:PC倶楽部編集部編;毎日新聞社