ノートパソコンからインターネット接続 インターネットの接続方法としてはさまざまあるが,初心者にとって簡単なのはパソコンを購入し,電話回線を使ってプロバイダーと契約して使う方法である.パソコンを使ってインターネットに接続する利点は,画面上の情報を紙にプリント,英文情報を翻訳したいと希望が出て来たとき,比較的対応が簡単に行えることにある. パソコン初心者は手軽に持ち運んで,お店や友人にその操作が聞けるオールインワンPCと呼ばれるノートパソコン(以下ノートと略す)を購入すべきと考える.操作が判らず困った時には,電話やファックス等でサポートを受けられるサービスも多数存在するが,ノートを持って友人を訪ねるのが最も上達の早道で,また組み立てや配線などの面倒なセッティングなしに使用できるメリットもある.一方,ノートは,ディスクトップに比べ場所を取らない代わりに割高といわれてきたが,最近はインターネット無料体験の付加サービスの付いたノートが売り出され,価格も以前に比べ格安になってきている.ソーテックの「e-note 640H」は購入後1年間,指定のプロバイダーを利用すれば月10時間まで無料(電話代を除く)でインターネットが利用できる.東芝の「DynaBook 2140 K45/2SC8」は音声入りメールや年賀状を手軽に作成できる「ジャストシステムのホーム」が標準ソフトとして附属し,月3時間までなら半年間/月50時間以内で最大3カ月,3つのプロバイダーから一つを選択して無料体験できる. 一方,リース感覚でインターネットを楽しめるサービスも開始されている.実はこの方法,著者は初心者に最も親切な方法と考える.NTTコミュニケーションズと日本アイ・ビー・エムとの協業で生まれたOCN PCパック,「パソコンリース+インターネット月100時間+テクニカルサポート1年間無料+3年間故障無料修理」,パソコンにIBMのノートThinkPad iシリース+便利な総合ソフト(マイクロソフトオフィス2000)を付けて月々6,980円(3,980円からとあるのは総合ソフトなしのディスクトップタイプ).この他NTT-MEの128インターネットパック,三洋電機のインターネットバリューパック等がある.これらはパソコン購入とプロバイダー契約を別々にするよりも格安で,面倒なインターネット接続の設定を事前に済ませてくれ,パソコン納入と同時にインターネットができる環境がいとも簡単に整う.この場合,行う操作は唯一,自分のパスワードを入力することのみとなる. OCNは全国に400カ所以上のアクセスポイントを持つが,わが町内にはアクセスポイントがないのでインターネット接続が市外通話となり,電話料金が高額になるという方には,第二電電(DDI)のプロバイダーDIONを薦める.パソコン購入は別途必要となるが,月20時間までなら電話代込みで全国何処から使用しても5,700円/月(他のコースも有る)で利用できる.ただし,「簡単ご利用のCD-ROM」を利用しても設定はやや面倒かもしれないが,必ず設定できるまで電話でサポートが受けられるので安心して申し込める(2000年4月末現在). |