3.卒後臨床研修のあり方
卒後臨床研修
- (1) 卒後臨床研修の概要
- 1)目的
- 2)実施者(募集機関)
- 3)実施期間
- 4)実施方法
- 5)報酬
- 6)取得資格
- (2) 研修受入機関の概要
- 1)指導教員資格
- 2)施設・設備
- 3)教材・症例数
- 4)研修カリキュラム
- 5)募集要領
- (3) 研修受講者の概要
- 1)受講者対象
- 2)申込要領
- 3)終了後の処遇(マッチングプログラム等の検討)
- (4) 研修制度の定着に向けて,要件等の検討
- 1)獣医師研修制度の将来的展望等の検討
- 2)研修制度の実効ある運用,定着,効用等の検討
「米国における生涯教育体制の調査」から,
米国でのインターン受け入れ機関としては近年民間病院が主流となり,大学での受け入れ数が減っているが,これには大学では高学年に十分な臨床教育を実施しているので,ことさらインターン制に力を注ぐ必要性が少いとの背景がある.したがって大学での臨床教育の比重を大きくしにくく,また学生の医療行為に対する制約が大きいわが国では,全国規模でのインターン制こそ第一に着手すべき生涯教育であるとの意見が内外から寄せられている.
「獣医師生涯教育に関する国内意向調査結果」から,
1) |
卒業当時,卒後臨床研修があったとしたら2,849人(89%)の者が参加を希望したと回答した. |
2) |
卒後臨床研修の最適な実施機関は2,030人(63%)の者が大学附属家畜病院を,790人(25%)の者が民間家畜病院を挙げていた. |
3) |
研修医の報酬は72%の者が月額10〜15万円位と,研修期間は49%の者が2年位,研修システムは56%の者が各診療科目全般と特定診療科目の組合せ方式を提唱していた. |
問1 あなたが卒業した時に「獣医師免許取得直後の卒後臨床研究(研修獣医制度)」があったとしたら,あなたは参加を希望しましたか.(回答数:3,181件)
質問3 研修獣医制度を実施する研修実施機関としては次のどこがもっとも適切と思いますか.(回答数:3,181件)
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