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会議報告

平成19年度第5回理事会の議事概要

I 日 時:
平成19年3月26日(水)13:30〜16:30

II 場 所:
日本獣医師会 会議室

III 出席者:
会   長:山根義久
副 会 長:藏内勇夫,中川秀樹
専務理事:大森伸男
地区理事:波岸裕光(北海道)
      :坂本禮三(東 北)
      :橋三男(関 東)
      :手塚泰文(東 京)
      :谷 達雄(近 畿)
      :唐木茂樹(中 国)
      :岡本和夫(四 国)
      :麻生 哲(九 州)
職域理事:酒井健夫(学術・教育・研究)
      :近藤信雄(開業(産業動物))
      :細井戸大成(開業(小動物))
      :横尾 彰(家畜共済)
      :戸谷孝冶(畜産・家畜衛生)
      :森田邦雄(公衆衛生)
監   事:玉井公宏,金田義宏,桑島 功
欠   席:布施康正(中部)
代理出席:楠原征治(新潟県獣医師会副会長(布施理事代理))
IV 議 事:
【報告事項】
1 業務概況等の件
2 職域別部会の活動状況(12〜3月)の件
3 平成20年度以降の日本獣医師会学会年次大会開催計画の件
4 平成19年度地区獣医師会連合会会長会議協議に基づく対応の件
(1)新公益法人制度(公益法人制度改革)対応について
(2)平成19年度地区獣医師大会決議要望事項等に対する対応について
5 「野口英世アフリカ賞」募金活動の件
6 愛がん動物用飼料の安全性確保に関する法律案の国会提出の件
7 その他
【議決事項】
第1号議案 平成20年度暫定予算編成の件
第2号議案 平成20年度一時借入金の最高限度額を定める件
第3号議案 賛助会員入会の件
【協議事項】
1 日本獣医師会創立60周年記念行事開催計画の件
2 2008動物感謝デー in Tokyoの開催計画の件
V 会議概要:
【会長挨拶】
 山根会長から,大要次の挨拶があった.
 (1)この1年間,会務運営にご指導いただきお礼を申しあげる.
 (2)学会年次大会(香川)については,地元香川県獣医師会の湊会長をはじめ,四国地区連合獣医師会,地元関係者には多大な尽力をいただき,多数の参加者を得,盛会裏に終了したことを感謝申しあげる.
 (3)また会期中に動物補助専門職の資格制度の確立に向けた動物看護職の全国協会(仮称)設立準備会が発足するに至ったことは特筆すべきことである.
 (4)本会の各職域別部会における部会委員会では,各課題について熱心に議論いただいているが,本日,検討経過を担当部会長から報告いただきたい.
 (5)公益法人化改革については,このたび公益認定の運用にかかるガイドライン(案)が示されたが,非常に難解であり,さらに内容の検討の必要性を感じている.
 (6)各地区理事においては,本日の協議内容については,各地区において伝達いただきたい.
【議長就任・議事録署名人の指名】
  続いて,山根会長が議長に就任し,橋,細井戸両理事を議事録署名人に指名して会議が次のとおり行われた
【報告事項】
1 業務概況等の件
 前回理事会以降(平成19年12月11日以降平成20年3月20日まで)の業務概況について大森専務理事から報告が行われた.

2 職域別部会の活動状況(12〜3月)の件
 部会長である担当理事から次のとおり報告がなされた.
 まず,小動物部会長の細井戸理事から,[1]小動物委員会については,第6回委員会を開催し,農林水産省担当官から獣医療広告制限の特例に係る獣医療法施行規則の一部改正について説明された後,卒後臨床研修制度の発展的整備(卒業生及び診療施設開設者の問題点と対応策等),一次診療と二次診療(高度専門医療・紹介診療),夜間・休日診療の地域ネットワーク体制の整備(地方獣医師会内での合意形成,大学を中心としたネットワークの形成),夜間・休日診療におけるメリットと課題(地方獣医師会による設置,個人あるいはグループによる設置,既存の24時間診療施設の活用)について検討し,さらに愛媛県今治市において「特区」を利用した獣医学部新設の動き,動物補助専門職の資格制度化に向けての動物看護職の全国組織の立ち上げに向けた準備組織の設立について意見交換を行い,卒後臨床研修制度については,制度が実効性をもたせるために,広報の推進,研修プログラムの策定・公開,実施モデルの整備を,また,一次診療と二次診療,夜間・休日診療の地域ネットワーク体制については,社会ニーズに応えるため,地方獣医師会を中心とした,地域の実情にあわせた大学との連携を視野に入れた総合的な解決策を,さらに協議することとした.[2]動物診療補助専門職検討委員会については,第4回委員会を開催し,動物診療の質の確保と動物診療従事者の職域環境の整備,動物診療におけるチーム医療提供の確保(動物看護職の全国団体の立ち上げ等)について意見を交換し,次回委員会において,動物看護職の全国組織設立発起人候補者を加え,設立準備会を開催することとされた.平成19年度学会年次大会(香川)の会期中に開催された第5回委員会では,今後の対応の方向として,獣医療における動物看護職を含むパラメディカル専門職のあり方(国家資格の創設等)について検討を行った後,動物看護職全国協会(仮称)設立準備会を開催し,設立準備会幹事から代表,副代表,事務局担当を選任し,設立準備から全国協会設立までのスケジュール,設立準備会及び発起人会,全国協会の運営について協議し,平成21年1月に開催される平成20年度学会年次大会(盛岡)において動物看護職の全国協会の設立総会の開催を目指すこととした.次に公衆衛生部会長の森田理事から[3]公衆衛生委員会については,日本獣医学会公衆衛生分科会から獣医学系大学の公衆衛生学教官に出席いただき,第6回委員会を開催し,公務員獣医師の養成として,獣医学系大学における教育のあり方等,また,公衆衛生公務員獣医師の就業の推進として,獣医学系学生に対する公衆衛生公務員獣医師への誘導推進(インターンシップ制度の整備充実),就業の定着促進(職場での学位取得,処遇の改善等)について意見交換し,次回,全体取りまとめ担当委員へ予稿のとりまとめを依頼した.続いて,学術部会部会長の酒井理事から[4]獣医学術奨励賞選考委員会については,平成19年度学会年次大会(香川)の会場にて,第6回委員会を開催し,獣医学術奨励賞「奨励賞」の選考を行い,同日,受賞者の発表と授与式が年次大会の開会式で行われた旨各々報告された.

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