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6 広島大学水畜産学部付属農場
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7 片山病対策は用水路の整備から
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8 あ と が き 2004年9月,「日本住血吸虫発見から100年」と題する講演会が神辺町図書館で,佐々木龍三郎館長の司会で行われた.演者は吉田医院のあった中津原で生まれて片山病に感染したが,現在は特効薬の「プラジカンテル」によって完全に健康となり,活躍中の高橋孝一氏であった. 旧吉田医院の前には,吉田龍蔵医師の功績を称える頌徳の碑と,藤浪 鑑教授の研究を称える功徳の碑が1926年,広島県地方病撲滅組合によって建立されている.この2つの記念碑の前で11月,佐々木館長の提案で関係者をはじめ,片山地区に住んでいる人々も参加して碑前祭が行われた. また,井原市では桂田教授が日本住血吸虫の感染経路を調べるための動物実験を行った地元として,実験地の記念碑を井原市医師会館の前に,100周年を迎えた2004年5月26日に建立している. 片山から3km足らず,片山が望見できるこの地域に住み着いてもう40年以上になる.片山病が解明されてから100年,各地でいろいろな集会が催されている中で,片山病に対する地元の取り組みと歴史を紹介した. 資料の1部は神辺町民生部福祉保健課所蔵の資料を参考とした.ここに記して謝意を表する. なお,平成18年3月1日から深安郡神辺町は,合併によって福山市神辺町となった. |
引 用 文 献 | ||||||||||||||||||||||||||||
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