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事務手数料の納付については,事務手数料がマイクロチップの販売会社を経てAIPOに納められる(販売会社に100円,AIPOに900円納入)A方式と,飼い主が直接郵便振替を使って納付する(AIPOに1,000円納入)B方式があり,地方獣医師会の実情に合わせて選択いただいている. |
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従来は日本動物保護管理協会が月曜から金曜の9時から18時までの対応であったが,7月1日からWEBデータシステムによりインターネットを利用して,365日24時間の対応が可能となった. |
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「マイクロチップ注入及びデータ登録・照会などに関する手引」を作成したが,その中では個体識別の有効性,AIPOの紹介,マイクロチップ(種類,規格,大きさ,注入部位,注入方法),リーダー(種類,互換性,読み取りのコツ),データの登録と照会等が記載されている. |
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動物管理センター等にリーダーを設置している自治体は限られており,今後,読み取り業務を自治体に要請するが,動物病院では注入の際,確認のためリーダーが必要であることから,動物病院においてもリーダーでも読み取りに対応し,地域社会での信頼の構築に努める.また,事故等で死んだ猫等が清掃局やペットの葬儀屋へ持ち込まれることを考慮するとともに,地方獣医師会が被災動物救護のため,自治体と地域の防災協定を締結する際にも,関係部署等へのリーダー設置を依頼する.
質疑としては,すでにマイクロチップの注入を実施しているが,7月から新たに対応された部分についても速やかな調整をお願いしたい等の意見があり,辻副会長から今後は,AIPOでの登録を依頼するとともに,すでに注入されているものについては,飼い主の了解を得てAIPOへもデータ登録できることが説明された. |