【議 事】 <<第1号議案 平成11年度事務事業報告及び決算報告の件>> 本議案については,時間等の関係から重点事項等のみを報告することとして,事業報告では,組織財政委員会の答申について辻副会長から,要請活動について松山専務理事から,獣医師研修指針策定事業について竹内理事から,獣医学術および獣医事の国際交流について金川副会長からそれぞれ報告が行われた.決算報告では予算と決算の差異の大きな項目のみその理由とあわせて松山専務理事から報告が行われた.続いて,原代表監事から平成11年度の業務執行,会計処理について適正に実施されていることを認める旨の決算監査報告が行われた.質疑応答として畜産関係政府予算の要望書については関係団体とともに一括して提出するのではなく,独自に対応してほしい旨の要望があり,従来より効果 を考慮して,一括と単独の二つ方法で対応してきた旨松山専務理事から回答がされた後,原案どおり可決承認された. <<第2号議案 平成12年度事業計画及び収支予算の件>> <<第3号議案 平成12年度会費及び賛助会費の件>> 第2号議案,第3号議案は関連議案として,一括上程された.まず,平成12年度事業計画(別 記1.平成12年度事業計画書)および収支予算の件(別記2.収支予算書)について松山専務理事から要点のみ説明が行われ,ついで平成12年度会費および賛助会費およびその徴収方法(別 記3.平成12年度会費及び賛助会費の額及び徴収方法)についても同様に説明が行われた. おもな質疑応答としては,国民に対する安全な食糧供給の観点から本会もさらに家畜衛生対策の予算措置の要請をしてほしい旨の要望があり,続いて,学校飼育動物の診療マニュアルの作成状況についての質疑およびマニュアルについては診療部分のみならず,子供の心の教育等についても言及してほしい旨の要望があり,学校飼育動物の診療マニュアルについては,8月中に会員に配布したい旨辻副会長から回答がされた後,原案どおり可決承認された. <<第4号議案 日本獣医師会資産管理規程の一部改正の件>> 昨年の定款改正に基づき,規程の中で引用している条文を改める旨松専務理事から説明され,原案どおり異議なく可決承認された. <<第5号議案 日本獣医師会定款の一部変更 及び定款施行細則の一部改正の件>> 松山専務理事から以下のとおり提案され,原案どおり可決承認された. 定款の一部変更については,1.入会の手続きに関する事項では,入会に際しては,「最近3年間の総会資料」の提出が必要であり,設立後3年経過しないと入会できないことから「直近の総会資料」に改める.2.賛助会員の退会に関する事項では,民法の一部改正に伴い「禁治産および準禁治産の制度」を「後見および補佐の制度」に改める. 定款施行細則の一部改正については,1.地区理事および職域理事の選任に関する事項では,地区,職域の両方の理事に同時に立候補することを制限する規定がなく,選任手続きの混乱を防止するために新たに規定を設ける.2.副会長および監事の選挙における投票方法では,「定数連記投票」から連記と単記の両方を可能とした「定数内投票」に改める.3.諸会議に関する事項では,全国獣医師会会長会議に加え,新たに職域理事連絡会議および地区獣医師連合会会長会議を加える.4.専門委員会に関する事項では,専門委員会を明確に会長の諮問機関と位 置づけるとともに,常設の専門委員会のほか,会長が必要な専門委員会を設置できる旨を明確にする.また,従来,専門委員会の委員長に職域理事を充てていたが,諮問する側の執行部から選任することは不条理との理由から,委員長および副委員長の選任は「委員の互選」に改めるとともに,専門委員会の設置,委員の選任・審議事項に関して,会長は,職域理事と協議すること,職域理事は関連の委員会へ出席し,意見を述べることができることとする.さらに,専門委員の委嘱期間については現行では「役員の任期と同様とする」であったが,必ずしも役員の任期と整合がとれないため,「会長が必要と定める期間」に改める.5.その他の事項として,諸会議,専門委員会の変更に伴い,委託事業,補助事業,助成事業等本会の事業の円滑な推進を図るために専門委員会とは別 に必要な委員会を設置することができることとし,あわせて条文を整理する. 【閉 会】 議長・副議長が退任した後,五十嵐会長からモンゴルでの寒冷災害による家畜の大量 死に対し,新潟県獣医師会会員の有志が救援金をモンゴル獣医師会へ送った旨の報告を兼ねた挨拶が行われ,閉会した. |