獣医師のインターネット利用法(その2)

インターネットを利用した情報収集とその検索(国内編)

岩城隆昌(東京慈恵会医科大学・実験動物施設)

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  前回,著者はインターネットを活用すると有益な情報を簡単に収集可能となること,そのためのインターネット導入法について本誌に書いた.しかしながら世界中には無数のホームページが存在する.その中から獣医師にとって有用な情報を集めるのに検索エンジンを使ったとしても,多くの時間と電話代が必要となる.そこで本編は前回の続編として,著者が開いたホームページの中で,有益ではないかと思った国内の(日本語で読める)URL(Uniform Resource Locator:インターネット上の情報所在を示す住所のようなもの)を紹介する.現在,獣医界に関係する国内のURLは医学,自然科学,行政やペット関係も含めるとその数は非常に多い.そこで今回,重要な地方獣医師会や学会のホームページでも,その情報が自己紹介や会員の連絡,学会開催案内を中心としたものの場合,今回のURL紹介記事から除いた.
  紹介記事はホームページ掲載事業者(団体)名または内容とそのURLを羅列する方式で記載した.その理由は読者が,本記事から注目したURL(例:日本獣医師会のURL部分は「http://group.lin.gr.jp/nichiju/」です)を読者パソコンのブラウザ立ち上げ画面の「アドレス」枠内にタイプして入力後にマウスをクリックまたはEnterキーを押すと目的のホームページが開く.他の方法としては,先に日本獣医師会のホームページを開け(初回だけhttp://group.lin.gr.jp/nichiju/を上記の方法でタイプ),獣医師会雑誌にカーソルを合わせクリックすると,過去1年半分の各号一覧が表示される.その中でVol. 54,2000年号を開き,電子化された本記事のURL部分が水色に表示されていたら,直接その部分をクリック,水色でなかった場合は,URL部分をブラウザ立ち上げ画面の「アドレス」枠内にコピー・ペーストすると簡単に目的とするホームページが開く.
 このようにどちらの方法を用いても簡単に目的のホームページに飛べるように配した.一方,本掲載のURL情報を保存しておき,後日試そうという方は,日本獣医師会雑誌のブラウザ上の本記事を開き,「ファイル」から「別名で保存」を選び,「テキスト保存」する.その後,そのテキストをワープロソフトMicrosoft Word(98または2000;WindowsとMacintoshどちらでも可)で開くとURLの部分が水色(水色でない時はURLの直後にカーソルを移動後returnキーを押す)に表示される.パソコンをインターネットに接続可能な状態にし,その水色表示部分をマウスでクリックすると直接,ワープロ画面からブラウザが立ち上がり,目的のホームページが開く.このような形で本記事を活用していただければ簡単に各ホームページ情報を読めると思われる.なお今回は国内のURL情報のみ紹介したが,次回,引き続き,海外の情報を紹介する予定である.