ドメイン:インターネット上の各種組織の名称をドメイン名という.ドメイン名の構成はxxxx.co.jpという構成になっている.xxxxのところはアルファベットで表記された会社名,coは企業という意味,末尾jpは「トップドメイン」といい,所属国名を表し,日本に所属していることを示す.
 パスワード:暗証番号のこと;個人で決め,いつでも変更可能なので安全のためには定期的な変更が必要.
 プロバイダー:インターネットが世界中のコンピュータと接続し,情報交換するためには大量のデーターを行き来させる太いケーブルと情報の交通整理をするコンピュータが必要になる.一般家庭やオフィスに代わってこの情報の中継基地を設けて,電話線等を仲介してその中継基地と家庭を結ぶサービスをする業者をプロバイダーという.
 ユーザID:ログインIDとか認証IDとも呼ばれ,プロバイダーが利用者を認識するための記号.例; x042h41nのような数字とアルファベットの組み合わせの場合が多い.単にユーザ名と紛らわしい表示もあり,自分の名字をローマ字で記入したため認識されなかったというトラブルも多い.
 受信メールサーバー:電子メールの受信担当のサーバーで,多くのプロバイダーはPOP3というサーバーを使っているので,「POPサーバー」,「POP3サーバー」,「受信サーバー」,「メールサーバー」などとも呼ぶ.他にIMAPサーバーを使うプロバイダーもあり,この場合,「IMAPサーバー」と呼ぶ.この複数の呼び名が,受信メールサーバーのアドレスを設定する時の混乱を生じている.
送信メールサーバー:電子メールの送信担当のサーバーで,SMTPサーバーが使われ,「送信メールサーバー」,「SMTPサーバー」と呼ばれる.プロバイダーによってはPOPサーバーとSMTPサーバーを同じコンピュータ上で作動させている場合があり,この場合は「メールサーバー名」は同一となる.例:jusmti@jikei.ac.jpがメールアドレスのときは@の後のjikei.ac.jpがサーバー名を示す.
 電子メールアドレス:手紙の住所氏名に相当するもの.例:iwaki@yc4.so-net.ne.jpではiwakiの部分が自分で決めた氏名に相当し@yc4はプロバイダーが付加した識別番号,so-netは利用プロバイダーの番号,jpは国名を表す.メールアドレスを設定すると郵便料金のいらない速達専用の電子のポストと郵便受けを自宅に設定したことになるが,電子メールの送受信には専用のソフト(Outlook Express, Netscape Messenger等;購入パソコン内に添付)を使用する.
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