| また,各大学における獣医学科の講座数と入学定員が明示(表4)されて,獣医学修業年限は小規模ながら6年一貫教育となった.
このときに,各大学に設置されていた大学院修士課程は廃止され,国立2大学,公立1大学,私立5大学には標準修業年限4年制の大学院博士課程が設置され,他の国立8大学には漸定的に東・西に拠点校を置く連合大学院が設置された.
このように日本学術会議,日本獣医師会,大学基準協会,全国獣医学関係大学代表者協議会,さらには大学間の非公式会議等が頻繁に開催され議論がなされたことによって,農林水産省および文部省が重い腰を上げることになり,念願であった6年一貫教育の体制が形式的には一応整った.しかし,獣医学修業年限延長の最大の目的であった統合再編整備による獣医学部の設置,そして臨床や応用獣医学等の実務教育を行う施設・設備ならびに教員の充足は据え置かれたまま19年間を経過して今日に到っている.
(以下次号) |