本病は、ティザー菌の感染によって起こる致死性の細菌性疾病です。出血性腸炎と肝臓の病巣形成が特徴です。 |
本病の原因はティザー菌で、兎をはじめ、マウス、ラット、ハムスター、スナネズミ、モルモットなど実験小動物、ペット、家畜、捕獲・飼育野生動物などにも感染し、発症例がみられます。 |
ほとんどの場合、症状を現わさない不顕性感染例で剖検時に軽度の病変がみられることがあります。なお、急性例では下痢、脱水症状、体重減少、立毛などがみられ、急死することもあります。 |
ワクチンは実用化されていません。治療にはテトラサイクリン系の抗生物質が有効です。 |
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