本症は、サルモネラ菌により全身感染を起こし、敗血症死、下痢、衰弱などを示す伝染病です。
本症の原因はサルモネラ菌で、中でもサルモネラ チフムリウムおよびサルモネラ エンテリティーディスがほとんどの症例の原因とされています。経口感染または経鼻感染、まれに結膜感染により伝播します。
急性例では敗血症により死亡します。また慢性例では下痢、衰弱、体重減少などがみられます。
感染動物の淘汰、飼育施設、敷きわらおよび飼料の消毒または殺菌処理のほか、野ねずみの排除が予防に効果がみられます。