本症は、伝播速度の速い呼吸器病で、罹患鶏では顔面の浮腫性腫脹と流涙および水様性ないし粘液性鼻汁の漏出がみられます。同時にゴロゴロなどという異常呼吸音を発し、感染初期には緑色便がみられます。また、特に雄では肉垂が腫脹することがあります。 |
病原菌は病鳥との直接接触や感染鳥の鼻汁で汚染された飲水や飼料などを介して伝播します。 |
発症鶏ではゴロゴロという異常呼吸音などの呼吸器症状や鼻汁、顔面・肉垂の浮腫性腫脹および流涙がみられます。産卵鶏では産卵率が低下または停止し、育成鶏やブロイラーでは発育不良ひなが増加します。下痢や緑色便の排泄もあります。 |
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本症の予防にはA型とC型の2種混合ワクチン接種が有効です。アルミニウムゲルワクチンは数週間の間隔をおいて2回接種します。最近ではオイルアジュバントワクチンの1回接種が多く実施されています。適当なワクチン接種のほか飲水の汚染に対しての消毒やニップル式飲水器の応用も予防効果があります。 |
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