本病は家きんの急性感染症で、高致死率、伝播が速く、日齢に関係なく発生します。流行している病原体であるウイルスの病原性はさまざまですが、緑色下痢、奇声、脚麻痺、翼麻痺、頸部捻転、産卵低下などが主な症状で、法定伝染病に指定されています。 |
病原体であるウイルスは、感染している鳥との接触、汚染した飼料や塵埃の摂取や吸入により空気伝播し、消化器や呼吸器粘膜から侵入して感染します。感染した野鳥や愛玩鳥も家きんへの感染源となります。 |
主要な症状は、一般症状の悪化に加えて、緑色下痢便の排泄、奇声、開口呼吸などの呼吸器症状、脚や翼の麻痺、頸部捻転などの神経症状および急激な産卵低下とそれに続く産卵停止です。 |
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本病の予防には、弱毒生ワクチンおよび不活化ワクチン接種が有効で、これにより本病は確実に予防されます。また、鶏群へのウイルスの侵入を防ぐために、一般衛生管理の徹底、野鳥・愛玩鳥との接触防止などが重要です。 |
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