本症は突発的な死亡に始まり、100%にも達する高致死率がしばしばみられ、法定および海外伝染病に指定されています。発症鶏では、肉冠・肉垂および脚部は赤味を失い青黒く変色したり、あるいは出血・壊死を起こし、顔面は腫れて、産卵低下または停止、神経症状、下痢などがみられますが、経過の急激な死亡例ではこれらの症状はみられません。 |
感染している鳥との接触や同居により、また病原体である高致死性およびH5またはH7亜型ウイルスに汚染した器材や飼料と接触あるいは摂取などにより感染して発症します。なお、愛玩鳥、七面鳥および野鳥なども感染源となります。 |
発症鶏は、元気消失などの一般症状が悪化し、肉冠・肉垂および脚部は赤味を失い青黒くなり、出血・壊死を起こし、顔面は腫れて、鼻汁漏出、緑色下痢便、開口呼吸、産卵低下または停止、神経症状などを示しますが、急激な死亡例ではこれらの症状はみられません。 |
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家きんペストと診断された場合は、殺処分により発生の拡大を防止します。養鶏場では、ウイルス感染鳥類、汚染器材・車輌・人などと鶏群の接触を避ける目的で、一般衛生管理や消毒が最善の予防法です。 |
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