本症は、主に3日齢以内の新生豚が1腹単位でかかる細菌性腸炎で、赤褐色水様性下痢便を排泄し、急性経過で死亡します。 |
本症は、クロストリジウム菌の感染により起こり、小腸で増殖した菌が作った毒素の影響で下痢を起こし、腸管が壊死します。下痢がみられてから死亡するまでの時間が、他の細菌性下痢に比べてきわめて短いのが特徴です。 |
水様性または血液を含む下痢がみられて虚脱状態となり、発病後2日以内に死亡します。下痢が数日間続くこともあり、痩せて5〜7日で衰弱死します。 |
母子感染によることが多く、予防法としては冬季分娩豚舎の寒冷ストレスを避けること、分娩豚舎を含め各豚舎の消毒を徹底すること、などが有効です。 |
|
|