豚インフルエンザ
概要
 豚インフルエンザウイルスの感染によって起こる呼吸器病で、豚集団が一斉に発病し、発熱や発咳などの症状を示し、やがて回復します。発病率はほとんど100%に達します。
主な原因
 豚インフルエンザウイルスの感染は年中起こりますが、特に気候の急変時に突発的に発生し、豚群内ばかりでなく、周辺地域へ急速に伝播します。
主な症状
 発熱による元気消失や食欲不振などのほか、呼吸器症状として呼吸促迫、激しい咳、鼻汁漏出などが認められます。細菌の二次感染がなければ、数日間で回復し、死亡率は1〜3%です。なお、二次感染が起こると、呼吸器症状は悪化し慢性化することがあります。
主な予防法
 発生豚群は回復を速めるため、飼養環境の改善が必要です。