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ウサギの縦隔型リンパ腫におけるロムスチン使用1症例 |
1)埼玉県 開業(〒343-0823 越谷市相模町2-108) 2)日本大学生物資源科学部(〒252-8510 藤沢市亀井野1866) |
要 約
ステロイド療法により寛解が得られなかったウサギ(Oryctolagus cuniculus)の白血病化を伴った縦隔型リンパ腫1症例に対し,アルキル化剤であるロムスチンを投与したところ,完全寛解が得られた.投与量は50mg/m2で,寛解が得られるまでに21日の投与間隔で2回投与した.血清ALPの軽度な上昇以外,重篤な副作用は確認されなかった.その後,2回目の投与から91日後に腎不全となり死亡した.生存期間は,128日であった.
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