宮崎大学で剖検された雄牛の3,887例中18例(0.46%)に尿道下裂が認められ,そのうち15例は会陰部,2例は陰嚢周囲部,1例は陰茎亀頭部の尿道下裂であった.18例中16例には他の合併奇形が認められ,直腸肛門奇形が9例,心血管奇形が8例,潜在精巣が7例に合併していた.―キーワード:牛,尿道下裂,奇形複合.