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ロムスチンによるレスキュー療法を行った フェレットの消化器型リンパ腫の1症例 |
1)埼玉県 開業(〒343-0823 越谷市相模町2-108) 2)日本大学生物資源科学部(〒252-8510 藤沢市亀井野1866) |
要 約
フェレット(Mustela putorius furo)の消化器型リンパ腫1症例に対し,多剤併用化学療法耐性後に,レスキュープロトコールとしてアルキル化剤であるロムスチンを投与したところ,完全寛解が得られた.ロムスチンの投与量は50mg/m2で,寛解が得られるまでに28日の投与間隔で,2回投与し,副作用は確認されなかった.他の疾患により死亡するまでの生存期間は302日で,再燃後の寛解期間は160日であった.犬や猫同様,フェレットにおけるリンパ腫のレスキュープロトコールとしてロムスチンが一つの選択肢となる可能性が示唆された.
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