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将 来 の 夢
川西 歩 (麻布大学獣医学部獣医学科4年)
実際,獣医学部に入学して,1,2年は基礎的な科目が多く,動物に触れ合う機会も少なく,物足りなく感じていたが,3年生になってから大学病院でいろいろな症例を見る機会を得て,獣医師は命を扱うために実に高度な知識や技術が要求されていることを目の当たりにした.ひとつの症例を診断するためにあらゆる角度から様々な知識を総合する必要があることを知り,今まで別々に勉強していた科目をすべて関連させていくことが診断には必要であることが理解できた.そして日々進歩する獣医学についていくために卒業してからも常に勉強を続けていくことが重要だと思った.また臨床に関する知識や技術だけでなく,獣医師は動物の行動や習性なども知っていて当たり前だと思われていることを感じた.さらに,物が言えない動物を診るためには飼い主からきちんと話を聞きだすためのコミュニケーション能力も重要であることがわかった. 大学で3年間勉強し,獣医師の仕事には多くの分野があることを理解したが,私は入学前と同様,将来は小動物臨床獣医師になりたいと思っている. |
† 連絡責任者: (担当教官) |
須永藤子(麻布大学獣医学部) 〒229-8501 相模原市淵野辺1-17-71 TEL 042-754-7111 FAX 042-754-7661 E-mail : sunaga@azabu-u.ac.jp |