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本年9月11日(火),東京港区の虎ノ門パストラルにおいて「豚コレラ清浄化記念大会」が,農林水産省の後援の下,多数の畜産関係団体の協賛を得て,全国家畜畜産物衛生指導協会をはじめ,日本獣医師会,日本動物用医薬品協会及び日本養豚協会の主催により盛大に挙行された. 当日は,午後1時30分から鳳凰東の間において記念式典が開催され,主催者を代表して全国家畜畜産物衛生指導協会の瀧口次郎会長から挨拶されたのち,農林水産省消費・安全局の町田勝弘局長及び動物衛生研究所の 谷口稔明所長から祝辞を頂戴した.次に,豚コレラ清浄化経過報告が行われたのち,主催者4団体に町田局長から農林水産大臣感謝状がそれぞれ授与された. 引き続き午後2時30分からは養豚衛生シンポジウムが開催され,日本養豚協会の浅野九郎治会長から開会挨拶が行われたのち,清水悠紀臣先生(北海道大学名誉教授)から「豚コレラ清浄化までの歩み」,山田俊治先生(動物衛生研究所上席研究員)から「今後のオーエスキー病防疫対策」,石川弘道先生(日本養豚開業獣医師協会代表理事)から「新たな養豚衛生への取組」について,柏崎 守先生(元家畜衛生試験場長),清水実嗣先生(元家畜衛生試験場長)及び津田知幸先生(動物衛生研究所研究管理監)の座長でそれぞれご講演をいただいた. また,午後5時15分からは会場を葵の間に移して,日本獣医師会の山根義久会長の挨拶で懇親会が開会され,農林水産省生産局畜産部の本川一善部長から祝辞をいただいたのち,家畜衛生試験場で豚コレラの診断及びワクチンの開発を担当された熊谷哲夫先生の発声で乾杯し,参加者はこれまでの労苦をねぎらい,懇親を深め合い,最後に日本動物用医薬品協会の岡本雄平理事長から今後の我が国の養豚衛生の一層の向上を願って挨拶され,盛会裏に閉会した. なお,当日は記念式典から養豚衛生シンポジウム及び懇親会を通じて,関係者約300名が参加した. |
盛会の「豚コレラ清浄化記念大会」会場 |
農林水産大臣感謝状を授与された,向かって左から山根会長(日本獣医師会),浅野会長(日本養豚協会),瀧口会長(全国家畜畜産物衛生指導協会)及び岡本理事長(日本動物用医薬品協会) |