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行政・獣医事

【別添1】
中国産植物性たん白に関する経緯等
1 米国での経緯
(1)米国食品医薬品局(FDA)は,5月4日までにペットフードが原因とされるペットの死亡事故について,以下の内容を公表.
  • ペットフードを食べた犬や猫が相次いで死亡し,原料として使用した中国産小麦グルテン及びコメ濃縮たん白から,メラミンを検出.
  • ペットフード中のたん白質量を多く見せかけるため,メラミンが加えられた可能性があり,FDA担当官が,中国政府の担当者から事情を聴取.
(2)FDA及び米国農務省(USDA)は,4月28日及び30日に豚用及びブロイラー用飼料にもメラミンの混入があったとして,以下の内容を公表.
  • カリフォルニア州の養豚農家の豚の尿中からメラミンを検出.メラミンが混入し回収されたペットフードが当該農家に販売されていたことが原因.
  • インディアナ州にあるブロイラー約30農場と,ブロイラー種鶏8農場で,本年2月にメラミンの混入飼料を使用.
  • FDAとUSDAは,当該鶏肉の摂取によりヒトに健康被害が生じる可能性は非常に低いと考えている.
  • ただし,USDAは,メラミンの混入飼料を摂取した鶏肉を食用にすることを認めないこととし,FDAとUSDAは,混入飼料を使用した農場がないか,調査を継続.
(3)FDAは,4月27日に「輸入上の注意(Import alert)」において,全ての中国産植物性たん白(小麦グルテン,コメグルテン,コメたん白,コメ濃縮たん白,コーングルテン,コーングルテンミール,コーン副生産物,大豆たん白,大豆グルテン,アミノ酸及びタンパク加水分解物を含むたん白及び緑豆たん白)を対象に輸入時検査を実施することを公表.
2 厚生労働省の対応
 今回の混入に係る中国の小麦グルテン等の製造業者が一企業に止まらない可能性が出てきたことから,厚生労働省は,中国産植物性たん白の検査を行うこととし,5月2日に医療食品局安全部監視安全課輸入食品安全対策室長から各検疫所長あての通知(食安輸発第0502001号)を発出.

 

平成19年5月8日
追加情報の提供について

 この度,米国において,メラミンが混入した中国産小麦グルテンを含むペットフードが原因とされる犬や猫が死亡した事例が公表されたことから,今後も,この件について,電子メールによって情報を提供してまいりたいと思います.
 つきましては,下記事項をご記入の上,畜水産安全管理課飼料安全基準班 吉永(susumu_yoshinaga@nm.maff.go.jp)あてに,メールにてご連絡下さいますようお顧いいたします.
 原則として,情報は,提出していただいたメールアドレス先へブラインドカーボンコピー(BCC)でお送りする予定です.エラーの発生等によって電子メールで配信できない場合にのみFAX等で連絡いたします.

会社名:
住 所:
担当者名:
電話番号:
FAX番号:
メールアドレス:
問い合わせ先
  農林水産省 消費・安全局
  畜水産安全管理課 飼料安全基準班
  電話:03(3502)8702
  (ダイヤルイン)

 

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