東京では,ゴールデンウイークの頃から気温が上がり,一足飛びに夏が来たような陽気が続いています.
先日,犬を連れて娘と荒川土手を散歩していると,薄紫の小さな花をつけた丈の低い草を方々に見つけました.「何の花だろう?」とつぶやくと,そばにいた娘は,「これが仏の座だよ.小学校1年生のときに教えてもらった.」と20年も前に得た知識を引き出しから引っ張り出してきたにしては自信満々です.
「こんなかたくてまずそうな草が正月に八百屋で買う七草セットの中に入ってたか? それに時期が違うだろう.」などといいながら,持ち帰って野草辞典で調べてみると,「ホトケノザ」によく似た「オドリコソウ」という草花だと判明しました.また,七草がゆの「仏の座」は,「オドリコソウ」に似た「ホトケノザ」ではなく,「タビラコ」という別の植物だということも知りました.
タンポポ,ヒメジョオン等の花々,スズメ,ムクドリの泣き声,野球少年,サッカー少年とお母さんたちの歓声,荒川の河川敷は今,最も活き活きとした季節を迎えています.
狂犬病の予防注射もピークを過ぎたのでしょうか.今年は注射率が向上したのではないかと期待しています.定期予防注射にご尽力いただいた構成獣医師の方々に感謝いたします.
|