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若齢子牛の外耳と鼻腔からのレオウイルス分離症例 |
1)(財) 畜産生物科学安全研究所(〒229-1132 相模原市橋本台3-7-11) 2)北海道 開業(〒095-0371 士別市上士別町15線) 3)川崎三鷹製薬(株) (〒181-0013 三鷹市下連雀4-16-39) 4)麻布大学獣医学部(〒229-8501 相模原市淵野辺1-17-71) |
要 約
発熱,発咳,鼻漏および耳介脱力等の症状がみられた若齢子牛(生後1カ月)5頭の病原検索を行い,鼻腔内からレオウイルス(2/5),Mycoplasma bovirhinis(3/5)およびPasteurella
multocida(4/5),外耳内からレオウイルス(3/5)およびMycoplasma bovis(1/5)を分離した.分離レオウイルスはHI試験でソ型に若干高い抗体価を認め,本症例ではレオウイルスが鼻腔内組織のみならず,外耳内組織にも感染波及していることが明らかとなった.分離ウイルスの子牛への病原性についてさらに検討が必要である.
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