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紹 介

◎新製品
動物用医薬品 要指示医薬品 劇薬
ズブリン® 50・100・200
 犬の運動器疾患に伴う炎症及び疼痛の緩和のための,テポキサリンを有効成分とした犬用経口非ステロイド系消炎鎮痛剤.
 
発売日:2004年11月18日
問合せ:武田シェリング・プラウ アニマルヘルス株式会社 コンパニオンアニマル事業部
TEL 03-3511-2032

 

紹 介

書 評 

Clinical Medicine犬と猫の診断と治療

長谷川篤彦(日本大学生物資源科学部教授)

 獣医内科学書は汗牛充棟であるが,ここに紹介するフロリダ大学獣医内科学のMichael Schaer博士の編輯された本書にはいくつかの特徴がある.時代はアナログからデジタルへと変化し,ラジオよりテレビが受け入れられ,文章より図表,活字より写真といわれている.本書はこのような背景を踏まえて企画されている.図表,写真を各項目に多数(約1,200点)掲載し,「百聞は一見にしかず」と読者の理解を促している.
 また,内容も臓器別を採用し,皮膚とか眼の章もある.中毒,代謝病,栄養,腫瘍などは章としてないが,これらは臓器の章に記載されている.だだし感染症が記述されているのは全身性疾患の位置付けと思われる.残念ながら詳細な目次がなく,若干不便が感じられ,記載している疾患名だけでもあればと思われるが,これは読者が自ら作成すれば勉強になるだろうとの編者の隠された意図であると推測するところである.収載されている疾患名を見れば,臨床の現場を重視した,発生頻度の高い,重要な疾患を中心に記述されていることは明白である.記載項目にも統一が図られ,簡明である.定義,病因,病態生理,臨床徴候,鑑別診断,診断,管理,予後の順に解説されており,疾病によっては一表にまとめられている.科学書においては引用文献,参考文献はきわめて重要であるが,各章ごとに主なものを少数挙げ,巻末の1ページに示されている.これは編者のインターネット情報化社会を意識したところであるという.
 いずれにしても,北米の第一線で現在活躍中の指導的立場にある獣医師が各自の体験を基盤に執筆した臨床の現場に即応した好書である.このような内科学書をわが国の獣医界に紹介するために,多忙な日常のなか貴重な時間を割いて訳書を完成させた東京農工大学の岩崎利郎教授と桃井康行助教授に敬意を表し,また,翻訳を担当された同教室の若い方々の将来を期待するものである.
 最後に開業獣医師はもちろんのこと獣医師を志している学生に本書を味読することをお奨めする.

原書名: Clinical Medicine of the Dog & Cat
編 者: Michael Schaer
監 訳: 岩崎利郎(東京農工大学農学部獣医学科獣医内科学教室教授)
桃井康行(東京農工大学農学部獣医学科獣医内科学教室助教授)
判 型: A4変形判(215mm×279mm)上製本
  ページ数 592ページ
発 行: 2004年7月末
定 価: 52,290円
発行所: (株)インターズー
  TEL 03-6406-4751 FAX 03-6406-4756

 

行事案内

第2回オーストラリア野生動物の環境と生態の研修ツアー
於:クィーンズランド大学をメインとして

〜コアラ・カンガルー・イルカ・ラミントン国立公園(世界遺産)ほか〜

  旅行期間:2005年3月19日(土)夜〜25日(金)
  講義と施設研修等(予定):
 講義/有袋類の生態,オーストラリアの野鳥・爬虫類・コウモリの生態,小鳥の応急手当(獣医学部),ワニとジュゴンの生態,亜熱帯雨林視察(環境科学学部)
施設研修/UQ付属動物病院,ローンパイン・コアラ・サンクチュアリー,カランビン野生動物サンクチュアリー(ゴールドコースト)
自然観察/世界自然遺産ラミントン国立公園 その他,希望者にモートン島ワイルドドルフィンツアー(野生イルカ餌付け,3月24日終日)有
  オーストラリア・セミナー主催:
  Veterinary School, University of Queensland
  http://www.uq.edu.au/
  その他:
第5回(米国)野生動物レスキュー研修ツアー
於/PAWSプログレッシブ・アニマル・ウェルフェア・ソサエティー(シアトル郊外)
期間(予定)/2005年9月中旬の3〜4日間
  コーディネーター・同行講師:森田正治(酪農学園大学獣医学部客員助教授)
  問合せ先:道東野生動物保護センター
TEL・FAX 01537-2-1333
E-mail:animal@aurens.or.jp

 

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平成16年度長崎県職員採用試験
獣医師募集のお知らせ
 
1.採用人員: 2名程度
2.勤務箇所: 長崎県の食肉衛生検査所,家畜保健衛生所等
3.受験資格:
(1) 昭和44年4月2日以降に生まれた者
(2) 獣医師免許を有する者又は平成17年3月までに取得見込みの者
(3) 日本国籍を有する者
(4) 地方公務員法第16条に該当しない者
4.試験内容: 専門科目についての筆記試験及び面接試験
5.試験日時
及び場所:
(長崎会場)
 平成17年1月29日(土)
 午前9:30〜 筆記試験,面接試験
 長崎県庁第2別館3F会議室(長崎市江戸町2-13)
 -----------------------------------------
(東京会場)
 平成17年1月29日(土)午前9:30〜 筆記試験
 平成17年1月30日(日)午前9:30〜 面接試験
 都道府県会館4F会議室(東京都千代田区平河町2-6-3)
6.提出書類:
[1] 受験願書 1通
[2] 履歴書(写真貼付)市販のもの 1通
[3] 健康診断書 1通
 ◆県指定の様式で,長崎県人事委員会事務局が
 指定する受診機関で受診したものに限る.
[4] 獣医師免許証の写(既取得者のみ) 1通
[5] 最終学校卒業(見込)証明書 1通
7.募集期間: 平成16年11月15日(月)〜平成17年1月21日(金)
(当日消印有効)
8.申込み先: 長崎県農林部畜産課(〒850-8570長崎市江戸町2-13)
電話:(代)095-824-1111(内2951)
   (直)095-826-6453
   
※この試験案内は長崎県のホームページにも掲載してあります. 長崎県のホームページ(http://www.pref.nagasaki.jp/tikusan/boshu/index.html)をご覧下さい.

 

 

 

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(1)心臓病学1(監修:山根義久) 聴診方法,心電図や胸部X線の読み方等,基礎的な小動物心臓病学のプログラム
(2)心臓病学2(監修:山根義久) 1で学んだ臨床的心臓病学の基礎をさらに拡大したプログラム
(3)心臓病学3(監修:山根義久) 1,2で学んだ技能を用いて難しい症例の診断・治療を行うプログラム
(4)皮膚病学
  (監修:岩崎利郎,小方宗次)
基本的な診断手順や具体的な治療・管理に関するプログラム
(5)ネコの内科学・外科学
  (監修:鷲巣 誠)
局所の解剖学や,内分泌疾患の診断や治療に関するプログラム
(6)牛の繁殖学(妊娠とその異常)
  (監修:浜名克己)
胎子の発達,妊娠中の疾病・管理や基本的な解剖学に関するプログラム
(7)馬の蹄(解剖学から蹄病学まで)
  (監修:水野豊香)
蹄の解剖学,疾病と症状,X線検査および装蹄術等に関するプログラム
(8)眼科シリーズPartI
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様々な症例を盛り込んだ,犬・猫の眼科疾病診断(水晶体の検査)に関するプログラム
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【 構成獣医師の訃報 】

◎構成獣医師

竹内 啓氏(国立大学名誉教授 東京都町田市つくし野1-15-17)
 平成16年7月12日病気のため逝去,享年72歳.

名倉啓一郎氏(静岡県浜松市砂山町610-1)
 平成16年7月29日心筋梗塞のため逝去,享年86歳.

三浦正八氏(開業 宮城県登米郡豊里町白鳥前60-6)
 平成16年7月28日逝去,享年87歳.

及川岩見氏(市営牧場勤務 北海道恵庭市大町4-3-12)
 平成16年7月20日急性白血病のため逝去,享年84歳.

横田 禎氏(北海道札幌市南区藤野1条5-14-3)
 平成16年7月23日胃癌のため逝去,享年81歳.

橋場久夫氏(開業 北海道留萌市南町4)
 平成16年7月29日肺炎のため逝去,享年81歳.

山本満雄氏(群馬県吾妻郡高山村中山2656-1)
 平成16年7月31日心不全のため逝去,享年72歳.

畑 元治氏(開業 神奈川県津久井郡津久井町三ヶ木349-6)
 平成16年7月27日逝去,享年68歳.

井上真理氏(公務員 山形県山形市蔵王松ヶ丘1-1-4)
 平成16年8月1日不慮の事故のため逝去,享年28歳.

高倉吉正氏(石川県松任市千代野西2-10-8)
 平成16年8月1日消化管血のため逝去,享年65歳.

鈴木 明氏(栃木県宇都宮市西川田南1-39-9)
 平成16年8月11日逝去,享年56歳.

宮崎悠基雄氏(開業 熊本県荒尾市日の出町10-5)
 平成16年8月17日肺炎のため逝去,享年88歳.

竹崎末美氏(鹿児島県出水市米ノ津町3-30)
 平成16年3月29日腎不全のため逝去,享年76歳.

田中 操氏(鹿児島県鹿児島市郡元2-9-2)
 平成16年5月14日脳梗塞のため逝去,享年91歳.

宮原主税氏(鹿児島県曽於郡大崎町井俣2434-1)
 平成16年5月29日肝臓癌のため逝去,享年75歳.

外野慶喜氏(鹿児島県国分市広瀬3-20-17)
 平成16年6月3日頭蓋骨骨折のため逝去,享年81歳.

竹内良博氏(千葉県君津市久留里市場463)
 平成15年8月26日心不全のため逝去,享年81歳.

岡田光弘氏(千葉県富里市七栄654-211)
 平成16年7月20日黄紋筋肉腫のため逝去,享年68歳.

吉村昌吾氏(鶏病コンサルタント 神奈川県川崎市高津区久地3-15-50-704)
 平成16年5月4日逝去,享年79歳.

渡邊幸男氏(愛知県豊橋市錦町214-2)
 平成16年7月18日心不全のため逝去,享年54歳.

土屋隆義氏(愛知県田原市大久保町黒河原306)
 平成16年8月6日心不全のため逝去,享年56歳.

相川邦彦氏(長崎県佐世保市高天町11-21-503)
 平成16年8月8日逝去,享年56歳.

阪本健一氏(和歌山県御坊市藤田町吉田52)
 平成16年8月19日急性心不全のため逝去,享年83歳.

梅木富士郎氏(地方公務員 埼玉県入間市東町5-7-15)
 平成16年6月逝去,享年69歳.

大西良吉氏(青森県八戸市大字松館字門前28)
 平成16年8月25日逝去,享年71歳.

當真正信氏(沖縄県那覇市長田2-26-27)
 平成16年8月29日病気療養中逝去,享年69歳.

高良政弘氏(沖縄県那覇市牧志2-13-2)
 平成16年9月7日病気療養中逝去,享年80歳.

山本一郎氏(開業 三重県員弁郡員弁町石仏1971)
 平成16年9月6日胃癌のため逝去,享年74歳.

角金俊一氏(青森県上北郡七戸町字野続22-4)
 平成16年9月6日膵臓癌のため逝去,享年51歳.

武田宏造氏
(開業 山形県天童市長岡北2-2-29)
 平成16年8月25日肺癌のため逝去,享年72歳.

関根寳吉氏(開業 埼玉県大里郡花園町小前田1958)
 平成16年9月15日逝去,享年78歳.

今野数馬氏(開業 岩手県遠野市東舘町6-10)
 平成16年9月16日逝去,享年80歳.

平野 巧氏(開業 愛媛県松山市立花2-5-11)
 平成16年9月1日膵臓癌のため逝去,享年76歳.


 平成16年7月29日から平成16年9月24日の間に所属地方獣医師会から報告のあった訃報を掲載しました.ご冥福をお祈り申しあげます.




【事 務 局 日 誌】

12月1日 動物愛護に関する小委員会(自民党)に辻副会長,大森専務理事出席
12月2日 NOSAI事業推進大会に五十嵐会長出席
12月4日 千葉県獣医師会新事務所開所披露式に五十嵐会長出席
12月8日 中間監査
  第3回理事会
 12月14日 会報編集委員会
12月21日 三役会議
  獣医師賠償責任保険中央審議会