募 集

◎獣医師募集
岩手大学農学部獣医学科
 臨床獣医学講座教授候補者
 
募集する教員の職名及び人数:
 農学部獣医学科臨床獣医学講座
 A.小動物外科学 教授  1名
 B.小動物内科学 教授  1名
 
講座の概要及び職務の内容:
A. 当該講座は獣医小動物内科学,獣医小動物外科学,獣医臨床繁殖学,獣医生産獣医療学,獣医大動物診断治療,獣医放射線学の6分野を担当しており,今回の公募は獣医小動物外科学の教授を充足するためのもの.
 当該分野の主たる担当科目は獣医小動物外科学,同実習,及び獣医放射線学,同実習,臨床腫瘍学,獣医経営学,獣医臨床実習であり,さらに日常,本学動物病院における小動物外科診療を行う.
B. 当該講座は獣医内科学,獣医外科学,獣医臨床繁殖学,生産獣医療学の4分野を担当しており,今回の公募は獣医内科学特に小動物内科学を担当する教授を充足するためのもの.
 当該分野の主たる担当科目は小動物内科学・同実習,獣医ME診断学,獣医臨床病理学,獣医臨床実習であり,さらに日常,本学動物病院における小動物内科診療を行う.
 
選 考 方 針:
 今回の公募にあたっては,次の諸項を満たす人物が望まれる.
[1] 獣医師の資格を有し,獣医学教育課程におけるA.獣医外科学全般,B.獣医内科学に関する知識と研究能力を備え,学部学生及び大学院生の教育と研究指導を行い得る方.
[2] 博士の学位を有し,A.小動物外科学,B.小動物内科学あるいはその関連する分野において優れた研究業績を挙げておられる方.
[3] 本学動物病院においてA.外科診療並びに外科手術,B.内科診療を積極的に行い得る方.
 
提 出 書 類:
[1] 履歴書  1部(写真貼付,署名,捺印のあるもの)
[2] 研究業績目録  1部
[3] 主要論文別刷  10編以内
[4] 教育研究に対する抱負  1部(1,000字程度)
[5] 推薦される場合は推薦状
 
提 出 期 限:平成16年5月28日(金)必着
提出先及び問合せ先:
〒020-8550 盛岡市上田三丁目18-8
岩手大学農学部獣医学科 学科長 品川 邦汎
TEL019-621-6221 FAX 019-621-6223
E-mail : shinagaw@iwate-u.ac.jp

◎獣医師募集
札幌総合動物病院 新札幌
 
 産業動物臨床獣医師1〜2名募集.年齢22〜35歳位までの方,性別不問.委細面談にて,下記までご連絡ください.
 
〒044-0022 北海道札幌市厚別区厚別南3-2-7
TEL 011-893-7171 FAX 011-891-8162(担当,土佐まで)


紹 介

◎人 物
家畜保健衛生所長として女性獣医師第一号誕生
 4月1日付けの定期異動において,都道府県家畜保健衛生所長としては全国初めての女性獣医師の篠崎奈保美氏(昭和42年日本大学農獣医学部卒業)が茨城県西家畜保健衛生所長に登用された.
◎新製品
等張糖加乳酸リンゲル液「ミタカ」
 乳酸ナトリウムを配合した牛の細胞外液の補給,アシドーシスの補正のため注射薬.
発売日:平成16年3月15日
 
水溶液デキサ注「ミタカ」
 合成副腎皮質ステロイド・デキサメタゾンをリン酸エステル化した牛のケトン症,筋炎及び馬の関節炎,筋炎,腱炎,腱鞘炎のための副腎皮質ホルモン作用薬デキサメタゾン注射液.
発売日:平成16年3月22日
 
ディマゾン®注1%(2ml×50アンプル)
 フロセミドを有効成分とし,速効性で持続性は短く,利尿効果の調節が容易な動物用の利尿剤.
発売日:平成16年3月24日
   製造発売元:三鷹製薬株式会社
     東京都三鷹市下連雀4-16-39
        TEL 0422-46-9191

 

 

紹 介

【書 評】
伴侶動物の臨床病理組織学アトラス
ハムスター類,兎類,小鳥類など
斉藤久美子(エキゾチックペット研究会会長,
斉藤動物病院・さいとうラビットクリニック院長)
 
 藤原公策先生が東京大学を退官され東京大学名誉教授となられた後,日本大学にて獣医第二病理学講座の教授として指導にあたられた10年間に遭遇された症例の中から220例を厳選して約5年前に出版されたものが「伴侶動物の臨床病理組織学アトラス」であり,これは今回“イヌ,ネコなど”という副題がつけられ復刻出版された.“ハムスター類,兎類,小鳥類など”という副題のついた本書は今回新たに編纂,出版されたものであり,“イヌ,ネコなど”の別冊,あるいは姉妹図書と位置づけられよう.
 本書はその副題のとおり,イヌ,ネコ以外の伴侶動物,すなわち“非伝統的”動物種のみの症例を集めたもので,藤原先生が病理組織診断をなさった約2000例の中から選りすぐられた200余例が掲載されている.その顕微鏡写真の数々は非常に美しく,分かりやすく解説されている.
 動物病院にイヌ,ネコ以外の伴侶動物が来院し,私達臨床家がその診療に頭を悩まされ始めたのはいつの頃からであったろうか……と思いを巡らせてみるものの,徐々に始まり徐々に増えてきたので,今となっては記憶も曖昧である.個々の動物病院の方針や立地などによって診療対象にはおのずと差があるものの,現在日本全国どこの動物病院でもイヌ,ネコ以外の伴侶動物の診療依頼や診療の可否の問い合わせがあるといわれる.実際,われわれが運営してきたエキゾチックペット研究会の会員も北は北海道から南は沖縄まで全国に散らばっている.そしてこの研究会はイヌやネコに比べて圧倒的に少ない情報を互いに紹介し合い,検討し合い,これら“非伝統的”動物種の診療レベルを少しでも上げたいとの思いで活動してきた.
 藤原先生のこのご本を拝見した時に本当にありがたい本ができたと感慨ひとしおであったが,この思いはイヌ,ネコ以外の伴侶動物の診療に頭を悩ませている小動物臨床家に共通したものであろう.ハムスターにも小鳥にも腫瘍性病変をみることは多く,兎では子宮癌をはじめとした子宮の病変がよくみられ,またフェレットでは副腎病変に多く遭遇する.本書では比較的多くみられる症例すなわちわれわれ臨床家が遭遇する機会の多いものが選ばれているので,臨床の現場で大いに役立つものと思われる.“非伝統的”動物種は非常に種類が多いため,近年診療数が増えたとはいえ個々の症例数はイヌやネコに比べれば絶対的に少ないのが現状であることから,書物に頼りながらの診療もいたしかたのないところである.本書は“非伝統的”動物種の診療機会をもつすべての臨床家にご一読いただくとともに,その書架に必ず備えていただきたい一冊である.
 
  藤原公策(東京大学名誉教授)編著
A4判 272頁
2003年12月刊
定 価 19,500円+税
発 売 (株)インターズー
TEL 0120-80-1906 FAX 0120-80-1872

 

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犬のしつけテキスト,猫のテキスト有料頒布のご案内
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 日本動物保護管理協会では,平成7年度から国の動物適正飼養推進事業を受託し,犬と猫の適正飼養に関する講習会を全国各地で開催してきましたが,その講習会のテキストとして使用してきた動物適正飼養教本を入手したいとの声が多く寄せられたことから有料頒布することとしました.
 犬や猫の適正飼養普及の一環として,保健所・市町村等行政窓口での配布動物病院にお越しになる飼い主さんへの配布ならびに各種イベントでの適正飼養普及啓発資料等として是非ご利用くださいますようご案内申し上げます.
 ご購入希望の方は,日本動物保護管理協会事務局までお申し込みください.

[1] 犬のしつけテキスト(一冊 100円+消費税,送料別)
(主な内容:I.よいしつけをするため,II.日常に必要な犬のしつけ,III.用語解説)
[2] 猫のテキスト(一冊 100円+消費税,送料別)
(主な内容:I.猫とはどんな動物か,II.猫を飼うにあたって,III.猫の健康管理,IV.人と猫の共生を図るために,V.Q & A)
*購入申込および問合せ先:社団法人 日本動物保護管理協会事務局
(TEL 03-3475-1695 FAX 03-3475-1697)

 

日本獣医師会バッジ頒布のご案内
 日本獣医師会では,本会のシンボルとして,構成獣医師の皆様方に日本獣医師会バッジを販売しております.是非ともご購入ください.

 

(社)日本動物保護管理協会 特別会員募集のお知らせ

 
 (社) 日本動物保護管理協会では,動物愛護思想と適正飼養の普及啓発に努めて参りましたが,さらなる事業活動の推進を図るため広く特別会員の募集を行い,関係行政機関と連携を図りつつ官民一体で相互に連携協力しながら事業の拡大を目指していきたいと考えております.
 つきましては,本会の趣旨にご賛同いただき,特別会員として是非とも本会活動にご支援いただきたくお願い申しあげます.

【会費(年額)】
特別会員A(団体)一口50,000円
特別会員B(団体)一口3,000円
(団体,個人とも一口以上何口での結構です)
【入会方法等に関するお問い合わせ先】
社会法人 日本動物保護管理協会事務局(担当:府馬)
〒107-0062
東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館23階
TEL:03-3475-1695
FAX:03-3475-1697

 


 

【 構成獣医師の訃報 】

◎構成獣医師

出口矢次郎氏(鹿児島県阿久根市赤瀬川3761-1)
 平成16年1月14日心筋梗塞のため逝去,享年87歳.

木原勝巳氏(鹿児島県阿久根市赤瀬川963-2)
 平成16年1月6日急性心筋梗塞のため逝去,享年79歳.

宮内俊信氏(鹿児島県出水郡東町川床1136)
 平成15年12月9日脳出血のため逝去,享年84歳.

町田宗純氏(沖縄県沖縄市山里2-11-18)
 平成16年1月22日動脈瘤破裂のため逝去,享年81歳.

南川禮次氏(佐賀県佐賀郡東与賀町大字下古賀1033)
 平成16年1月25日急性心不全のため逝去,享年73歳.

島岡寛二氏(広島県神石郡神石町高光2332-1)
 平成16年1月20日心臓疾患のため逝去,享年79歳.

田中幹男氏(京都府綾部市田野町岡倉24)
 平成16年1月9日肺疾患のため逝去,享年66歳.

菱田 治氏(京都府亀岡市横町21)
 平成16年1月27日肺癌のため逝去,享年79歳.

清水文左ェ門氏(岐阜県大野郡宮村2092)
 平成16年2月2日心不全のため逝去,享年81歳.

志水耕平氏(大阪府豊中市桜塚4-4-10)
 平成16年1月31日逝去,享年63歳.

林 典昭氏(開業 熊本県熊本市上水前寺2-1-48)
 平成16年2月7日硬膜下出血のため逝去,享年75歳.

藤本 昇氏(開業 愛媛県伊予市尾崎16-2)
 平成16年1月30日肝臓癌のため逝去,享年77歳.

香川 弘氏(島根県松江市上大野町798)
 平成16年2月10日肺炎のため逝去,享年82歳.

桑名道夫氏(秋田県秋田市将軍野南5-9-20)
 平成16年2月15日逝去,享年92歳.

西澤 滋氏(愛知県春日井市旭町1-17)
 平成16年2月14日膠原病のため逝去,享年64歳.

小山茂美氏(山形県新庄市上金沢4-10)
 平成16年2月13日老衰のため逝去,享年84歳.

宇治英夫氏(山形県鶴岡市本町3-15-27)
 平成16年2月7日老衰のため逝去,享年84歳.

三浦栄一氏(秋田県秋田市手形大松沢24-38)
 平成16年2月21日逝去,享年93歳.

船水 洋氏(千葉県千葉市若葉区みつわ台5-1-31)
 平成16年2月18日肝硬変のため逝去,享年61歳.

高野 興氏(群馬県群馬郡箕郷町西明屋560-2)
 平成16年2月17日心不全のため逝去,享年79歳.

荒川省次氏(開業 静岡県掛川市中央高町121)
 平成16年2月22日脳溢血のため逝去,享年58歳.

東 哲夫氏(開業 熊本県八代市敷川内町1108)
 平成16年2月21日心不全のため逝去,享年78歳.

川西弘道氏(開業 広島県佐伯郡佐伯町浅原2593)
 平成16年2月7日心臓疾患のため逝去,享年82歳.

西尾光雄氏(岐阜県恵那郡山岡町下手向478)
 平成16年2月20日心不全のため逝去,享年81歳.


 平成15年1月28日から平成15年2月26日の間に所属地方獣医師会から報告のあった訃報を掲載しました.ご冥福をお祈り申しあげます.




【事 務 局 日 誌】

4月1日 全国大学獣医学関係代表者協議会に大森専務理事出席
4月3日 日本獣医学会通常総会に五十嵐会長出席
:JKC2004アジアインターナショナルドッグショーに辻副会長出席
4月5日 公衆衛生委員会
4月6日 獣医学教育の改善に関する要請活動(文部科学省)に五十嵐会長外来庁
4月7日 九州地区獣医師会連合会通常総会(宮崎)に辻副会長出席
4月8日 会報編集委員会
4月9日 動物愛護に関する小委員会(自民党)に辻副会長,大森専務理事出席
 4月13日 中国地区獣医師会連合会定期総会(米子)に五十嵐会長出席
4月14日 獣医学研究連絡委員会(日本学術会議)に大森専務理事出席
 4月19日 三役会議
 4月20日 動物愛護に関する小委員会(自民党)に辻副会長,大森専務理事出席
  全国家畜衛生職員会通常総会に五十嵐会長出席
  鶏病研究会通常総会に大森専務理事出席
 4月20〜21日 全国家畜衛生主任者会議(農林水産省)に大森専務理事出席
 4月22日 動物医療の基本姿勢の見直しに関する小委員会
 4月24日 日本比較臨床医学会に五十嵐会長出席.
 4月26日 獣医師専門医機構設立準備協議会
 4月27日 学術・教育・研究委員会
 4月28日 動物愛護福祉委員会
  関東地区獣医師会連合会理事会(山梨)に五十嵐会長出席
 4月30日 獣医師賠償責任保険中央審議会