紹 介

◎ 新製品
動物用医薬品 要指示医薬品
「動物用タリビッド粒10%」
 オフロキサシンを主成分とした犬および猫の細菌性尿路感染症に効果があるニューキノロン製剤.
発売予定日: 平成15年5月12日(月)
問い合わせ: 第一製薬(株)特薬営業グループ
TEL 03-3535-8167〔ダイヤルイン〕

 

紹 介

◎ 三共ライフテック(株)誕生 三共(株)から動薬事業などが独立

 三共(株)は1899年の創業以来,医薬品や農薬などの研究開発及び製剤技術等をつうじて人々の生活の基盤である「健康」を提供し続けてきたが,本年4月1日をもって「動薬事業」・「FDI事業」・「アメニケア事業」・「化成品事業」の4部門による三共ライフテック(株)を新たに誕生させた.
【三共ライフテック(株)】
  本社所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷4-23-14
  TEL 03-3814-2749

 

紹 介

【書  評】

「セベリンの獣医眼科学」
−基礎から臨床まで− 第3版

小野憲一郎(東京大学農学生命科学研究科教授)
 本書はDr. Glenn A. SEVERINの著書である Severinユs Veterinary Ophthalmology Notes(3rd ed.)の訳書である.翻訳にはわが国において眼科学を専門とする第一線の獣医師があたっており,監訳者も獣医眼科学の第一人者である.副題からも容易に推測できるように,獣医眼科学の基礎から臨床までをイラストや図を駆使して,分かりやすくまとめて記述しているが,その主体となる流れは,眼科診療に必要な知識や技術などについて,その基本から応用面までをまとめたものといえよう.眼の検査法から始まり,眼の治療法,眼科器械と縫合糸,眼科外科手術の総論と続く.さらに部位別に眼瞼,第三眼瞼,涙器,結膜,胸膜,角膜,前房,前部ぶどう膜,水晶体,硝子体,網膜と視神経,緑内障,眼窩と眼球疾患へと疾患ごとの項目が配置されている.各部位別の記述は基本的に,解剖,生理に始まり,先天性疾患,後天性疾患の順に疾患ごとに分けられ,じつに良く整理されている.
 現在,臨床獣医師には飼い主あるいは社会的に専門分化・特化した獣医学の知識ならびに診断・治療技術が求められており,特に高齢動物が増加するに伴って,白内障をはじめとする眼科疾患への対応が強く求められている.現在行われている日本獣医師会の事業の一つで,獣医師が一生涯続けて行かなくてはならない自己研鑽をサポートする「獣医師生涯研修事業」でも,眼科領域は最も重要な項目の一つに上げられている.これまでの獣医眼科学に関する書籍は,ややもすると解剖学や生理学といった基礎的な分野あるいは写真を取り入れた臨床例の記述のいづれかに偏る傾向にあったが,本書はその両者を整理して,分かりやすく述べられている.
 このような点から,本書は学生には獣医眼科学の教科書・入門書として,院生には獣医眼科学の専門書として,開業獣医師には診療の際に手に取るガイドブックとして幅広く利用されるに違いない好著である.

小谷忠生,工藤莊六 監訳
A4版 472頁
2003年2月
定価 25,000円+税
発売 (株)インターズー刊
TEL 0120-80-1966 FAX 0120-80-1872

 

新聞パトロール
 ペット輸入規制強化へ
 厚労省 感染症流入を警戒


 厚生労働省は,海外から感染症の病原体を持ち込む危険があるにもかかわらず,ほとんど野放しで輸入されているペット用動物について,輸入規制の強化策を固めた.西ナイル熱のウイルスを運びかねないオウムなど,感染症法の4類感染症を媒介する恐れのある動物を規制できるようにするとともに,輸入届け出制度を新設して販売経路を追跡できるようにする.04年の法改正を目指す.
 感染症法は,感染力の強い1〜3類感染症(12種類)の中から指定した病気を媒介する恐れがある動物について輸入禁止や輸入検疫の義務づけができる.このうち現在,輸入を規制しているペット用動物は,エボラ出血熱などを媒介する恐れのある猿のみで,今年3月にペストを媒介する恐れのあるプレーリードッグを追加する.ほかに狂犬病予防法で犬,猫,キツネ,アライグマ,スカンクが規制されている.
 しかし60種類以上ある4類感染症でも,動物からうつり,発病すれば致死率が高いものがあり,動物の輸入を規制できる感染症に4類を含めることにした.まず,米国で昨年,200人以上の死者を出した西ナイル熱対策として,ウイルスを運び込む危険があるオウムやインコなどを規制対象とする方針.同じ4類のハンタウイルス肺症候群を媒介する可能性のあるネズミなどの規制も検討している.
 さらに,98年の感染症法の制定前には問題になっていなかったニパウイルス感染症などを4類に追加.同感染症を媒介する可能性があるコウモリなどが輸入規制の対象となりそうだ.
 一方,現在の規制方法は輸入禁止と,輸入検疫しかないが,新たに輸入届け出制を創設して規制の網を広げる.どんな病原体を持っているかわからない野生の動物などについては,輸入時に安全性を証明する輸出国政府の証明書の提出や,動物の種類,数量,輸出国,原産国,輸入業者などの届け出を義務づける.

(朝日新聞 2003年2月4日 夕刊)

 

 




【 構成獣医師の訃報 】

◎構成獣医師

池谷文雄氏(開業 静岡県浜北市内野278)
 平成14年12月5日心不全のため逝去,享年78歳,葬儀は12月8日池谷雅彦氏により執り行われた.

岩崎徹郎氏(開業 青森県上北郡百石町二川目4-73-22)
 平成14年12月4日脳梗塞のため逝去,享年79歳,葬儀は12月8日岩崎徹男氏により執り行われた.

宮内泰千世氏(鹿児島県鹿児島市西田1-5-9)
 平成14年11月14日老衰のため逝去,享年81歳,葬儀は11月16日宮内泰博氏により執り行われた.

福井英之助氏(静岡県富士市中島145)
 平成14年12月1日心不全のため逝去,享年82歳,葬儀は12月4日福井千代氏により執り行われた.

富岡志郎氏(秋田県秋田市東通3-8-11)
 平成14年12月11日逝去,享年72歳,葬儀は12月14日富岡隆司氏により執り行われた.

永井 守氏(愛知県犬山市大字犬山字北笠屋2-3)
 平成14年12月13日心不全のため逝去,享年80歳,葬儀は12月15日鷲見晋平氏により執り行われた.

末崎和生氏(開業 福岡県中間市土手の内2-19-3)
 平成14年12月18日逝去,享年58歳,葬儀は12月20日末崎いとみ氏により執り行われた.

近藤喜信氏(開業 神奈川県横須賀市三春町5-61)
 平成14年12月16日逝去,享年54歳,葬儀は12月18日近藤三女子氏により執り行われた.

見上 巖氏(開業 神奈川県横浜市旭区上川井町156)
 平成14年12月22日心筋梗塞のため逝去,享年76歳,葬儀は12月24日見上茂子氏により執り行われた.

丸山次郎氏(開業 宮崎県西諸県郡高原町大字西麓555-1)
 平成14年12月5日呼吸不全のため逝去,享年83歳,葬儀は12月8日丸山タツ子氏により執り行われた.

谷川幸敬氏(地方公務員 宮崎県宮崎市小松台東2-6-13)
 平成14年12月1日肝不全のため逝去,享年54歳,葬儀は12月4日谷川洋子氏により執り行われた.

大野浩三郎氏(開業 千葉県八千代市勝田台4-19-2)
 平成14年12月7日肺炎のため逝去,享年71歳,葬儀は12月10日大野千枝子氏により執り行われた.

小林 敦氏(開業 千葉県野田市野田819-9)
 平成14年12月22日胃癌のため逝去,享年77歳,葬儀は12月26日小林芳子氏により執り行われた.

松本康男氏(千葉県鎌ヶ谷市道野辺中央3-10-11)
 平成14年12月22日心臓疾患のため逝去,享年74歳,葬儀は12月26日松本 淳氏により執り行われた.

安部有朋氏(大分県宇佐市大字城井1935-5)
 平成14年12月13日逝去,享年70歳,葬儀は12月15日安部和子氏により執り行われた.

広瀬哲也氏(徳島県鳴門市撫養町斉田字西発77-1)
 平成15年1月7日逝去,享年80歳,葬儀は1月9日広瀬壽美子氏により執り行われた.

田口匡男氏(開業 秋田県河辺郡河辺町諸井字大部272)
 平成14年12月22日逝去,享年73歳,葬儀は12月27日田口恵子氏により執り行われた.

佐藤貞助氏(開業 秋田県南秋田郡若美町角真崎百目木36-1)
 平成14年12月27日逝去,享年76歳,葬儀は12月30日佐藤サチ氏により執り行われた.


 平成14年11月21日から1月20日の間に所属地方獣医師会から報告のあった訃報を掲載しました.ご冥福をお祈り申しあげます.




【事 務 局 日 誌】

 2月21日 家畜人工授精優良技術発表全国大会(日本家畜人工授精師協会)に五十嵐会長出席
 2月24日 地区獣医師連合会会長会議
 2月25日 獣医師賠償責任保険中央審議会
 2月26日 都城市の獣医系大学設置問題に関する協議に大森専務理事出席
 2月28日 国際獣医師育成研修事業推進委員甲斐
 3月4日 公衆衛生委員会
 3月7日 中央畜産会常任理事会に五十嵐会長出席
  生涯研修事業運営委員会
 3月12日 卒後臨床研修制度検討委員会
 3月13日 北里大学学位記授与式に五十嵐会長出席
  動物愛護推進員支援方策検討会(環境省)に大森専務理事出席
3月14日 獣医事審議会(農林水産省)に金川・辻両副会長出席
  三役会議
 3月18日 獣医学教育に関する協議(文部科学省)に大森専務理事出席
  関東地区獣医師会連合会に五十嵐会長他出席
 3月19日 日中農林水産交流協会通常総会に五十嵐会長出席