行政・獣医事

第53回獣医師国家試験(公告)

 獣医師法(昭和24年法律第186号)第16条第2項の規定に基づき,獣医事審議会が同法第11条の規定に基づいて行う第53回獣医師国家試験に関し,次のように公告する.


平成13年10月26日
農林水産大臣 武部 勤
1 試験の期日
 

2 試験の場所
 

3 試験の種類等
(1)
 試験の種類
 試験は,学説に関する試験及び実地に関する試験に分けて行う.
(2)
 試験の科目
 学説に関する試験,実地に関する試験ともに獣医学全般について出題する.
 具体的出題対象範囲は,獣医師国家試験出題基準を参照のこと.獣医師国家試験出題基準は,農林水産省生産局畜産部ホームページの家畜衛生のページ(http://www.lin.gr.jp/maff/frame04.html)に掲載されている.
(3)
 試験の出題数
 学説試験は180問,実地試験は100問とし,合計で280問とする.
(4)
 試験の方法
 学説に関する試験及び実地に関する試験のいずれも筆答による多枝選択方式(マークシート)による.

4 受験資格
(1)
 現行の大学の獣医学の正規の課程(6年制)を修めて卒業した者(平成14年3月31日までに卒業する見込みの者を含む.)
(2)
 昭和53年4月1日以降昭和59年3月31日までに大学に入学して獣医学の正規の旧課程(4年制)を修めて卒業した者であって,大学院において獣医学の修士の課程を修了したもの(平成14年3月31日までに修了する見込みの者を含む.)
(3)
 大学の獣医学の正規の旧課程(4年制)を修めて昭和28年3月以降昭和53年3月までに卒業した者
(4)
 昭和53年3月31日以前に大学に在学していた者であって,大学の獣医学の正規の旧課程(4年制)を修めて昭和53年4月1日以降に卒業したもの(平成14年3月31日までに卒業する見込みの者を含む.)
(5)
 外国の獣医学校を卒業し,又は外国で獣医師の免許を得た者であって,獣医師免許審議会又は獣医事審議会が獣医師法第12条第1項第2号の規定に基づき認定したもの
(6)
 獣医師国家試験予備試験に合格した者
(7)
 学校教育法第98条の規定により旧大学令(大正7年勅令第388号)による大学として存続した学校であって獣医師免許審議会が認めたものの農学部獣医学科を昭和26年3月以降に卒業した者又は同条の規定により旧専門学校令(明治36年勅令第61号)による専門学校として存続した学校の獣医学科を昭和26年3月に卒業し,かつ,その学校の専攻科1年の課程を修め,これを昭和27年3月までに卒業した者
(8)
 獣医師法附則第6項,第7項若しくは第18項又は旧獣医師法(大正15年法律第53号)第1条の規定により獣医師の免許を受けた者であって,4年以上獣医師としての経験があるもの

5 受験手続
(1)
 必要書類
 試験を受けようとする者は,別記様式による受験願書に,次に掲げる書面及び受験票の送付先を記入した返信用封筒を添えて,獣医事審議会に提出しなければならない.
 なお,受験願書に記載する氏名は,戸籍(日本の国籍を有しない者については,外国人登録原票)に記載されている文字を使用すること.

 4の(1)に該当する者にあっては,卒業証明書(受験願書の提出期限までに卒業証明書が提出できない者は卒業見込証明書を提出し,更に平成14年3月5日(火曜日)までに卒業証明書又は当該受験者が獣医学の正規の課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面を必ず提出すること.)
 4の(2)に該当する者にあっては,卒業証明書及び修了証明書(受験願書の提出期限までに修了証明書が提出できない者は修了見込証明書を提出し,更に平成14年3月5日(火曜日)までに修了証明書又は当該受験者が大学院における獣医学の修士の課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面を必ず提出すること.)
 4の(3)に該当する者にあっては,卒業証明書
 4の(4)に該当する者にあっては,卒業証明書(受験願書の提出期限までに卒業証明書が提出できない者は卒業見込証明書を提出し,更に平成14年3月5日(火曜日)までに卒業証明書又は当該受験者が獣医学の正規の旧課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面を必ず提出すること.)及び昭和53年3月31日以前に大学に在学していたことを当該大学が証した書面(書面には在学していた時期,学部名及び学科名も併せて記載すること.)
 4の(5)に該当する者にあっては,外国の獣医学校を卒業し,又は外国で獣医師の免許を得たことを証する書面
 4の(6)に該当する者にあっては,外国の獣医学校を卒業し,又は外国で獣医師の免許を得たことを証する書面及び獣医師国家試験予備試験合格証の写し
 4の(7)に該当する者にあっては,卒業証明書
 4の(8)に該当する者にあっては,獣医師免許証の写し
(2)
 手数料
 試験を受けようとする者は,手数料として12,500円を収入印紙で納付しなければならない.この場合,その収入印紙は受験願書にはり付ける(ただし,これに消印をしてはならない.).
 なお,一度納付した手数料は,理由のいかんにかかわらず還付しない.
(3)
 必要書類を提出する際の注意
 4の受験資格の(1)又は(4)に該当する者で卒業見込証明書を提出したものにあっては,平成14年3月5日(火曜日)までに卒業証明書又は当該受験者が獣医学の正規の課程又は正規の旧課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面が提出されないときは,受験を認めない.
 なお,4の(1)に該当する者に係る卒業見込証明書及び獣医学の正規の課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面については,当該大学において当該大学に在学している者について一括して提出することができる.
 4の受験資格の(2)に該当する者で修了見込証明書を提出したものにあっては,平成14年3月5日(火曜日)までに当該受験者が大学院の獣医学の修士の課程を修了したことを当該大学において判定されたことを証する書面が提出されないときは,受験を認めない.
(4)
 受験願書の受付期間及び提出場所
 受験願書の受付期間は平成14年1月9日(水曜日)から同年1月17日(木曜日)までとし,受付場所は東京都千代田区霞が関1丁目2番1号農林水産省生産局畜産部衛生課獣医事審議会事務局とする.
 受験願書を持参する場合の受付時間はアの期間中(行政機関の休日を除く.)の毎日午前9時30分から午後5時30分までとする.
 郵送により受験願書を提出する場合は,書留郵便で封筒に「獣医師国家試験受験願書在中」と朱書し,郵便番号100h8950東京都千代田区霞が関1丁目2番1号農林水産省生産局畜産部衛生課獣医事審議会事務局あてに送付すること.この場合,平成14年1月17日(木曜日)までの消印のあるものに限り受け付ける.
(5)
 受験票の交付
 受験票は平成14年2月8日(金曜日)までに送付する.送付されなかった場合は,獣医事審議会事務局(農林水産省生産局畜産部衛生課03-3502-8111(代表))まで連絡されたい.

6 その他
(1)
 試験の場所は,獣医事審議会が指定する場所とする.
(2)
 やむを得ない事由が生じたときは,試験の場所若しくは期日を変更し,又は試験を中止することがある.
 そのときは,その旨を公示し,又は通知する.
(3)
 合格発表予定日は平成14年3月19日(火曜日)とし,場所については平成14年3月7日(木曜日)の試験終了後受験者に通知する.
 なお,合格者を新聞公表する際には,受験願書に記載された住所地の都道府県別に行う.


別記様式

備  考
1
 願書の大きさは,縦182mm×横177mmとし,左側は幅25mmの余白を設けること.
2
 同じ写真(無背景であって出願前6か月以内に撮影した脱帽上半身の35mm×35mmのもの.裏面には氏名を記入すること.)を2枚用意し,1枚を願書の所定位置にはり付け,他の1枚を受験票用として同封すること.
3
 現住所は,都道府県名から記入すること.
4
 氏名は必ず戸籍に記載されている文字を用いること.(日本国籍を有しない者にあっては外国人登録原票に記載されている文字を用い,必ず読みがなを付けること.)