会 議

第58回  通  常  総  会

[前ページよりつづき]
【来賓の紹介】
 朝日事務局長から来賓(前掲)の紹介が行われた.

【祝電の披露】
 朝日事務局長から祝電が披露された.

【日本獣医師会会長表彰】
 日本獣医師会会長表彰状が以下のとおり授与された.
平成12年度学会年次大会の開催を受託して獣医学術の振興・普及に貢献した者
 社団法人 奈良県獣医師会
有珠山噴火災害動物救護活動に積極的に取り組み,飼育動物の保健衛生の向上,ならびに動物福祉の増進に貢献した者
 社団法人 北海道獣医師会
平成13年度から発足した獣医師総合福祉生命共済制度の創設ならびに加入増進に尽力し,構成獣医師の福祉の増進に貢献した者
 住友生命保険相互会社

【獣医師会職員永年勤続表彰】
 獣医師会職員永年勤続者に対して以下のとおり表彰が行われた.
30年勤続表彰
 佐久間弥生子(兵庫県獣医師会)
10年勤続表彰
  都鳥直子(北海道獣医師会)
  植木倫子(横浜市獣医師会)
  武田美和(新潟県獣医師会)
  高下雅子(兵庫県獣医師会)
  古賀俊伸(日本獣医師会)

【議長・副議長選出】
 会長が仮議長に就任し,「仮議長一任」の声を受け,以下の2名を議長・副議長に選出した.
議 長 中馬精二(北九州市獣医師会長)
副議長 高橋三男(埼玉県獣医師会長)

【議事録署名人の選任】
 議事録署名人については,「議長一任」の声を受け,議長が以下の2名を選任した.
古賀勝郎(栃木県獣医師会長)
市田成勝(神戸市獣医師会長)

【議  事】
≪第1号議案 平成12年度事務事業及び決算報告の 件≫
 本議案については,時間等の関係から重点事項等のみを報告することとして,事業報告では,要請活動について松山専務理事と辻副会長から,獣医学教育の充実に関する事項について金川副会長から,獣医師の研修に関する事項について竹内理事から,地区獣医師大会の開催状況について松山専務理事からそれぞれ報告が行われた.決算報告では予算と決算の差異の大きな項目のみ,その理由とあわせて松山専務理事から報告が行われた.続いて,原代表監事から平成12年度の業務執行,会計処理について適正に実施されていることを認める旨の決算監査報告が行われた.
  おもな質疑内容としては,獣医師総合福祉生命共済制度についての全国的なさらなる協力が必要である旨の意見が述べられた後,原案どおり可決承認された.

 
≪第2号議案 平成13年度事業計画及び収支予算の 件≫
≪第3号議案 平成13年度会費及び賛助会費の件≫
 第2号議案,第3号議案は関連議案として一括上程された.まず,平成13年度事業計画(別記1.平成13年度事業計画書)及び収支予算の件(別記2.収支予算書)について松山専務理事から要点のみ説明が行われ,ついで平成13年度会費及び賛助会費及びその徴収方法(別記3.平成13年度会費及び賛助会費の額及び徴収方法)についても同様に説明が行われた.
 おもな質疑応答としては,国立大学獣医学科の再編整備問題について積極的な対応をしてほしいこと,諸経費の削減を積極的に行ってほしいこと,各地方会のコンピュータ利用状況等に関してその差を埋める努力をしてほしいこと等について要望があった後,建物減価償却費を過去23年分計上することについて質疑が行われ,減価償却費の計上については農水省の法人検査による指摘であり税理士とも相談のうえであることが辻副会長から回答がされた後,原案どおり可決承認された.

≪第4号議案 日本獣医師会定款施行細則の一部改正の件≫
 松山専務理事から以下の改正案が提案された.
改正内容:全国獣医師会会長会議については,本会役員および地方獣医師会会長のほか,定款第24条第2項に定める表決権数に応じた人数の構成獣医師が出席して意見を述べることができるよう第29条の一部を改める.
 主な質疑内容としては,全国獣医師会会長会議の代わりに総会を年2回行い審議の回数を増やしてほしい旨の質疑があり,これに対し松山専務理事から年2回の総会は経費がかかること,今回の定款施行細則の改正により全国獣医師会会長会議でさらに多くの意見を承ることができるようになり,これを執行部で検討のうえ総会で審議が行える旨の回答が行われた後,原案どおり可決承認された.

≪第5号議案 日本獣医師会資産管理規程の一部改正の件≫
 第5号議案については以下の改正案が提案され,原案どおり異議なく可決承認された.
 改正内容:社団法人日本獣医師会資産管理規程第3条の規定に基づく「別表」中「建物」に「固定資産台帳に計上されている建物付属設備を含む」旨を明記する.

≪第6号議案 獣医師道委員会委員改選の件≫
≪第7号議案 役員選任管理委員改選の件≫
 第6号議案,第7号議案は一括上程された.
  松山専務理事から,執行部が推薦する候補者が発表され,異議なく可決承認された.

社団法人日本獣医師会 獣医師道委員会委員
森田  彰 (北海道地区:北海道獣医師会専務理事)
佐藤  佐 (東北地区:秋田県獣医師会会長)
桑島  功 (関東地区:千葉県獣医師会会長)
小松 泰史 (東京地区:東京都獣医師会理事)
東出 義弘 (中部地区:石川県獣医師会会長)
祝前弥一郎 (近畿地区:京都府獣医師会会長)
藤田  忍 (中国地区:島根県獣医師会会長)
水野  裕 (四国地区:徳島県獣医師会会長)
麻生  哲 (九州地区:大分県獣医師会会長)
金城 俊夫 (学識経験者:前岐阜大学学長・岐阜県獣医師会会員)
島田 寿子 (学識経験者:弁護士・東京都獣医師会会員)
以上11名(順不同)

社団法人日本獣医師会 役員選任管理委員
武田金之助 (青森県獣医師会副会長・産業動物開業)
栗原  貯 (前群馬県獣医師会副会長・前公衆衛生関係公務員)
佐藤 誠治 (岐阜県獣医師会副会長・前農林水産関係公務員)
岡本  豊 (高知県獣医師会副会長・小動物開業)
藤川 英雄 (熊本県獣医師会副会長・会社団体役員)
以上5名(順不同)

≪第8号議案 役員改選の件≫
 第8号議案については,秦 敦郎役員選任管理委員長から専務理事を除くすべての役員について定数内の候補者である旨の説明があり,議長から推薦されたすべての役員候補者の選任について承認を求め,異議なく承認された(新役員は本誌8月号にて紹介).
  さらに,専務理事については,再任された五十嵐会長から大森伸男氏の推薦が行われた後議長から承認を求め,本件についても異議なく承認され,第8号議案については原案どおり可決承認された.
  続いて,五十嵐会長からさまざまな改革が行われる中,緊張感の中で一生懸命職責を果たしていく旨の決意表明の挨拶が行われた後,議長・副議長の退任挨拶が行われ,閉会した.