日本産業動物獣医学会誌投稿規程

7.執筆要領は、次のとおりとする.
 (1) 原著および短報  

  
1用語: 原稿の記述は、すべて和文とし、現代かなづかいを使用し、漢字は、専門用語を除いて常用漢字の範囲にとどめる.また、略称を使用する場合は、論文中で初めて使用する箇所で完全な語を掲げ、そのあとに略称をカッコ内に表示する.学名および常用されているラテン語等イタリックで示すものには、アンダーラインを付す.数字は、算用数字を用い、度量 衡の単位および略語はCGS単位またはSI単位を用いる.数字および英字は、2字で1文字とし、ワープロの場合は半角文字を用いる.   
  【例】度量衡の単位および略語
mol、mmol、N、%、m、cm、mm、μm、nm、pm、cm2、kl、dl、l、ml、μ l、kg、g、mg、μg、ng、pg、hr、min、sec、rpm、Hz、Bq、cpm、dpm、ppm、ppb、℃、J、pH、LD50、IU、kDa   
外国語― 外国人名、外国機関名等は、原語のまま第1字を大文字で記述する.ただし、国名、地名等は原則としてカタカナで表示する.
動植物名― 動植物名は、原則として漢字を使用する.ただし、一般的に使用されているものに限り、それ以外のものは、カタカナで表示する.
薬品・機器名― 薬品名は、原則として一般名または局方名を使用し、カタカナで表示する.また、機器名等は、原則として一般 に使われている名称を和文で表示する.
2第1頁(表紙):  最上段左側に学会名、希望投稿区分および「新規」(新規投稿原稿の場合)あるいは「継続」(継続審査原稿の場合)の表示を赤字で明記する.次いで、標題、著者名、所属機関名および所在地住所(郵便番号を含む)を和文で記載する.標題は、研究内容を的確かつ端的に表現したものとし、原則として副題をつけない.著者の所属は、研究実施時の所属機関とする.ただし、第1著者に所属の異動があった場合、著者が希望すれば、現所属機関名・住所を付記することができる.また、最下段には、連絡責任者の所属、住所および電話・FAX番号を記入し、別 刷を希望する場合には部数を赤字で明記する.さらに、表題が28字を超える場合には、28字以内の柱(ランニングヘッド)を記入する.
3第2頁(和文要約): 字数は、360字以内とし、論文内容を要約して明確に述べる.要約の最下段には、原著では5語以内、短報では3語以内の日本語のキーワードを英文のKey wordsに対応する順で記載する.
4第3頁(英文SUMMARY): 英文の標題、著者名、第1著者の所属機関名および所在地住所(郵便番号を含む)を記載する.第1著者の所属機関は、研究実施時のものとする.ただし所属の異動があった場合、著者が希望すれば、現所属機関・住所を付記することができる.次いで、250ワード以内(1ワードを5スペースで換算)の英文SUMMARYをダブルスペースでタイプする.SUMMARYの最下段にはKey wordsをABC順に記載する.
5 第4頁以降は、本文とし、原則として次の項目に区分して記述する.ただし、短報では、必ずしも項目別 に区分して記述する必要はないが、内容は、これらの項目に従って記述する.なお、記述にあたっては、数字を用いて項目分けすることはしない
緒言― 見出しはつけず、研究目的を理解するうえで必要な背景に的を絞って、問題点を明確に記述する.
材料および方法― 実験の追試ができるような内容で記述する.入手容易な文献に記載された方法等を使用する場合は、文献引用のみとし、改めて方法等を記述する必要はないが、入手困難な文献、部分的修正を加えた方法を用いる場合等には、簡明に内容を記述する.新しい方法、複雑な方法等は、詳細にしかも理解しやすく整理して記述する.なお、本文中に一般 名等で記載した薬品・機器等の商品名およびメーカー等は、脚注で示すことができる.
成績― 各項目ごとに分けて、「材料および方法」の項で述べた順序に合わせて記述する.内容は、十分に推こうし、必要事項のみを明確に記述する.結果 の解釈は、考察に記述する.
 図・表・写真― 図(イラストレーションを含む)は、黒インク、A4版の白紙または青色方眼紙を用いて、標題をつけ、必要な成績のみを理解しやすくまとめる.図は、原図から直接製版ができるものを提出する(印刷工程の際、作図する経費は、著者負担とする).表は、縦罫線を入れないで作成する.写 真は、白黒でコントラストの明瞭なものとし、標題と簡単な説明をつけ、原寸印刷が可能なように、必要部分を横7.8縦6.0または、横15.5縦10.0cmに整形し、台紙に貼付する(全体をのりづけするのではなく、コーナーのみにのりづけする).また、カラー印刷を希望する場合は、その旨を明記する(費用は著者負担).写 真は、図として一連の番号をつけ、初回投稿時には4部すべての原稿にオリジナルを添付する(修正原稿提出時には変更がないかぎりコピーの添付も可とする.).図、表は、1点をそれぞれ1枚の台紙に付し、写 真とともに原稿の最後にまとめて添付する.さらに、その挿入位置を本文の右欄外に赤字で明記する.
考察― 得られた実験成績について従来の学説、既報の成績等に照らし合わせ、どのように解釈し評価(意義づけ)するかを論述する.ただし、文脈上やむをえない場合を除いて、「緒言」および「成績」で記述したことを重複して述べない.謝辞は、本文の文末にいれることができる.  
引用文献― 研究に密接に関係のあるものを引用する.引用できる文献は、学会誌、専門的学術誌あるいは専門書とし、学会抄録、講演会テキスト、レフリー制度のない商業雑誌等は、原則として引用できない.引用文献は、筆頭著者(同一の場合は次著者)の姓のABC順に配列し(著者がすべて同一の場合は、年代順)、本文中では、引用箇所に[1、2h5]のように記載する.記述は、著者名、誌名、巻、頁、年次とする.また、単行本の場合は、著者名、書名、訳者名、編者名、版、頁、発行者、発行地、年次とする.誌名の略称は、欧文雑誌名略記一覧(日本獣医師会雑誌48巻12号993-999頁に掲載)に指定されたものを用いる.なお、指定されていないものは、慣例により略記する.また、著者は、次の具体例を参考に全員列記する.なお、訳者、編者は、1名のみ記載し、その他は和文では「他」とし、英文では「et al」とする.