【紹  介】

国際獣医師育成研修事業平成11年度研修生の帰国と平成12年度研修生の来日について

  早いもので,平成5年4月に第1期生を迎えたこの事業も,今年(平成12年)の4月に第8期生を迎えることとなった.
  今年も例年のとおり,3月4,5日の両日にわたって日獣職員が手分けして受入れ大学へ赴き,指導教官へのご挨拶と平成11年度研修生の宿舎撤去および東京への引率を行った.6日は東京都立衛生研修所と日本生物科学研究所を見学させていただき,7日は横浜の動物検疫所本所で担当官から苦労話をご披露いただいた.精密検査部の電子顕微鏡に人気が集中し誰もがその場を立ち去ろうとしなかった.8日は日獣会議室で終講式が行われ,修了証書を手にした後,関係団体等を表敬訪問,そして,夕方から送別会が行われた.モンゴルとヴェトナムの女性研修生が民族衣装で出席するとともに宴席が異常に盛り上がり,いつまでも別れを惜しむ姿がみられた.9日は自由行動.10日は早朝に宿舎のアジア会館を後にしてバスで成田空港に赴き,同空港から一斉に懐かしい故国へ向かった.
  平成12年度の研修生は,韓国,中国始め8カ国から18名が4月12,13日の2日にわたって来日の予定だったが,インドネシアからの研修生2名が航空機のエンジントラブルで1日遅れの14日の来日となった.
  新研修生は前年と比べて3名増え,うち2名が酪農学園大学へ,1名が山口大学へそれぞれ増員配置となった.4月14日のオリエンテーション,開講式に引き続いて関係団体への表敬訪問をすませた後,15日夕方の歓迎会で指導教官と初対面をすませ,16日は早朝から指導教官につき添われて期待に胸をふくらませて受入れ大学へ向かった.

【人事異動】
〔関係省庁)
・農林水産省関係

3月31日付
織田 哲雄
退職(畜産局食肉鶏卵課長)
4月1日付
永村武美
大臣官房審議宮(畜産局畜政課長)
川村秀三郎
構造改善局農政部長(大臣官房審議官)
町田勝弘
畜産局畜政課長(畜産局畜産経営課長)
宮坂亘
畜産局食肉鶏卵課長(食品流通局企業振興課長)
木下良智
畜産局自給飼料課長(畜産局畜産経営課畜産環境対策室長)
門谷廣茂
東北農政局次長(畜産局自給飼料課長)
山本実
畜産局衛生課課長補佐・監視指導班担当(畜産局畜政課課長補佐・事業団管理班担当)
濱本修一
東京肥飼料検査所飼料鑑定第二課長(畜産局衛生課課長補佐・監視指導班担当)
吉田和正
動物検疫所長(動物検疫所成田支所長)
藤井博
退職(動物検疫所長)

【表 彰】
春の叙勲・褒章
<<叙 勲>>
勲四等旭日小綬章
  伊藤進午(茨城県獣医師会)
勲四等旭日小綬章
  鈴木貞夫(鳥取県獣医師会)
勲四等旭日小綬章
  瀧口次郎(広島県獣医師会)

【新製品紹介】
犬用7種混合ワクチン「ノビバックDHPPi+L」
犬用5種混合ワクチン「ノビバックDHPPi」
犬用レピトスピラ病ワクチン「ノビバックLEPTO」

Immunity gapの短縮,4週齢の子犬からの接種,野外株との識別を可能としたハイタイターワクチン
問い合わせ先:三共(株) 特品営業部
TEL 03-3562-7548

「ハイポリS/ニューサルマイS」
従来のハイポリAとニューサルマイAを少量規格(3g)とし有効期間を36カ月に延長した泌乳房炎治療剤
発売日:平成12年2月21日
問い合わせ先:本全薬工業(株) 営業部/開発部 学術課
TEL 024-945-2300(代)

「フォルテコール」
従来の製品を4分割錠にし,1錠で体重1.25kgから20kgまで対応可能とした犬の慢性心不全用持続性ACE阻害剤
問い合わせ先:ノバルティスアグロ(株) 動物薬品部
TEL 03-3435-5245

「ポーシリス ERY」
  注射局所に対する残留性および刺激性が少ない,アルカリ処理した菌体抗原を主剤として,免疫賦活効果の高い酢酸トコフェロールアジュバントを添加した豚丹毒不活化ワクチン
発売日:平成12年4月
問い合わせ先:(株)インターベット本社
TEL 03-5473-0640 FAX 03-5473-0677
中央研究所
TEL 0298-98-3211 FAX 0298-98-3214

【獣医師募集】
福岡県農業共済組合連合会
〒810-0001 福岡市中央区天神1-2-4
農業共済組合獣医師職員(本部または家畜診療所にて家畜診療業務を含む農業共済に係る業務全般)募集(1名)
産業動物臨床経験が2年以上あり,昭和46年4月1日以降の生まれで,平成12年10月1日より勤務可能で,福岡県に永住できる方.
待遇は本会給与規則により,基本給(新卒200,500円の基準で経験年数加算)その他手当有.
募集期限は,平成12年7月31日まで.
TEL 092-721-5521(総務課)

【書籍紹介】
  酪総研特別選書「酪農教育ファーム」
  最近わが国でも大きな話題になりつつある“教育ファーム”について,「総合的な学習」の時間に酪農を取り入れてみようという先生,牧場を教育の場に提供しようと考えている酪農家たちに格好の実践ガイドとして最適の書.
A5判 142頁
定価2,000円(本体価格1,905円+税)送料300円
酪農総合研究所 技術普及部
TEL 011-271-3851 FAX 011-261-6004
E-mail:rdcd@ns.rakusoken.co.jp

【事 務 局 日 誌】
4月14日 三役会議
国際研修開講式
4月15日 国際研修事業指導教官事務連絡会議
4月21日 酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針等に係る意見交換会(農林水産省)に五十嵐会長出席
4月24日 緊急災害時動物救援本部会議に松山専務理事出席
4月25日 獣医師賠償責任保険中央審議会
5月10日 日本農業研究所賞授与式に松山専務理事出席