第5号議案 獣医師福祉共済事業運営規程の一部改正の件
  本件については,本会が運営する福祉共済事業のうち,獣医師生命共済事業については,高齢死亡者の増加に伴い受取配当金の大幅な減収により収支状況が悪化していること,また,加入推進のために特別給付金制度(長寿祝金,子女誕生祝金,配偶者死亡弔慰金,子女死亡弔慰金)を設けたにもかかわらず加入者は減少傾向にあることから,本制度を廃止することとして,運営規程の一部改正を行いたいこと,本事業を発展的に改変し,平成12年度を目途に発足させる予定であった獣医師総合福祉生命共済制度については,保険会社における事務手続きおよび加入者の募集ならびに地方獣医師会における対応に要する時間を考慮して,平成13年から発足させることにしたいこと,等について松山専務理事から説明が行われ,異議なく承認された.

 第6号議案 平成11年度予算の執行に関する件
  本件については,昨年における週刊誌等マスコミによる獣医師バッシングに対して,公益法人である獣医師会として明確な姿勢を社会に示すため,9月14日に「インフォームド・コンセント徹底宣言」と題するプレスリリースを行う予定であり,これに要する経費の不足額として580万円を計上したいこと,事務局における重要書類保管場所の確保のため,会議室にユニット式収納棚を設置し,あわせて,会議室の天井の塗装および床のカーペット工事を行うこととし,これに要する経費として220万円を計上したいことについて松山専務理事および辻副会長から説明が行われた. 本件に関する質疑応答においては,プレスリリースの具体的な内容を示してほしいとの意見があり,これを受けて,獣医師会として,インフォームド・コンセントを徹底する姿勢を示すためのポスターを作成して動物病院内に掲示すること,先般行った診療料金の実態調査の結果を公表する,また,料金の透明性を確保するため,診療料金表の様式を作成して院内に掲示すること,地方獣医師会に動物医療相談窓口を設けて,可能な範囲で飼い主の相談に対応すること,等を内容とする旨回答された.さらに,プレスリリースの内容をできるかぎり早く地方獣医師会に知らせてほしい,地方獣医師会における動物医療相談窓口の設置については対応する人材の確保等に問題があり,苦慮しているところである,等の意見が出された後,本件については原案どおり承認された.

 第7号議案 賛助会員入会の件
  本件については,については,松山専務理事から,個人賛助会員3名および学生賛助会員8名の入会について承認が求められ,異議なく承認された.

 【協議事項】
  会務の運営方針に関する件
  本件について,本会の組織概要図が提示され,事務局から説明が行われた.
  本件に関する協議においては,地区連合獣医師会および三学会地区学会を組織図に明記するよう要望があった.

 以上をもってすべての議事を終了し,閉会された.