【会議】 平成11年度第1回理事会 平成11年度第1回理事会が5月28日(金)午後1時30分から,日本獣医師会会議室において開催された. 冒頭,杉山会長から,(1)今任期をもって会長を退任することを決意した.これまでの役員各位のご厚情に感謝申しあげる.(2)中央省庁改革の問題に関連して,動物関係行政の一元化に向けて努力してきたが,実現が困難な情勢にある.ただし,総理府の所管であった動物保護管理行政事務が環境省に移管されるとのことであるので,適正な行政が行われる体制を確保できるよう,関係各所に働きかけているところである旨,挨拶が行われた. 続いて,杉山会長が議長に就任し,倉林恵太郎理事,旗谷昌彦理事を議事録署名人に指名して,ただちに議事に入った. まず,報告事項として,前回理事会以降の業務概況について松山専務理事から報告が行われた. 次に,動物関係行政の一元化に関する件については,冒頭の杉山会長挨拶にその内容が含まれていたことから,説明が割愛された. さらに,持続的養殖生産確保法案に関する件については,養魚場の環境保全,海外悪性伝染病の侵入防止等を主眼とした本法案について説明が行われ,法案に規定される魚類防疫員に獣医師が任命された場合の協力が求められること等について説明がなされた. 平成11年度地区学会および学会年次大会の開催計画の件については,本年度の学会年次大会は静岡県で開催される予定であること等について竹内理事から報告が行われたが,あわせて,平成12年度学会年次大会を奈良県で開催することにしたい旨説明が行われ,了承が得られた.さらに,新疾病等防疫体制強化事業において,獣医師継続教育に関するアンケート調査を実施する旨説明が行われた. 各種委員会の開催状況の件については,小動物委員会について宮本理事から,産業動物委員会については山元理事からそれぞれ報告が行われた. 続いて議決事項の審議に入り,まず,「第56回通常総会において日獣会長感謝状を贈呈する件」(第1号議案)については,平成10年度学会年次大会(札幌)の開催にご協力いただいた北海道獣医師会に対して第56回通常総会の場において感謝状を贈呈したい旨,松山専務理事から提案され,異議なく承認された. 「第56回通常総会に付議する事項に関する件」(第2号議案)については,同総会に付議する予定である(1)平成10年度事務事業報告及び決算報告の件,(2)「平成11年度事業計画(案)及び収支予算(案)の件」,(3)平成11年度会費及び賛助会費の件,(4)定款の一部変更及び定款施行細則の一部改正の件,(5)獣医師道委員会委員改選の件,(6)役員選任管理委員改選の件,(6)役員改選の件について,松山専務理事からそれぞれ資料に基づき説明が行われた((7)役員選挙については,事務局から実際の選任手続き等について説明が行われた).なお,(1)平成10年度事務事業報告及び決算報告の件に関する説明の際,あわせて,村橋代表監事から「平成10年度の決算監査について,本会の会計処理状況,理事の業務執行状況については,定款に違反することなく実施されており,経理処理についても整理され,正確であることを認める」旨の報告が行われた. その後,本件については,異議なく原案どおり承認された. 「日本動物保護管理協会理事候補者(日獣推薦候補者)を推薦する件」(第3号議案)については,日本動物保護管理協会からの依頼を受け,本会から5名の学識経験者を同協会理事に推薦することとしたいが,推薦については,第56回通常総会における役員選任の結果をもって行うこととしたい旨,松山専務理事から説明が行われた. 本件については,本会の役職と結びつけて被推薦者を決定するのではなく,自由に人選を行うべきではないかとの要望があり,この要望を踏まえて候補者を推薦することで承認された. 「賛助会員の入会の件」(第4号議案)については,個人賛助会員1名,学生賛助会員5名の入会が求められ,異議なく承認され,閉会した. <<出席者>> (会長)杉山文男,(副会長)五十嵐幸男,鈴木一則,(専務理事)松山 茂,(地区理事)金川弘司,古後 直,鈴木 新,深沢宗勝,倉林恵太郎,山口誠夫,田代昇一,中川平八郎,旗谷昌彦,中張勝弘,樋口孝男,藏内勇夫,(職域理事)竹内 啓,山元敏進,宮本 譲,藤沢忠世,池本英志,(監事)村橋 巧 |