【名 称】株式会社 埼玉種畜牧場(通称サイボクハム)
【所在地】〒350-1221 埼玉県日高市下大谷沢546
TEL 0429-89-2221(代) FAX 0429-89-7933
ホームページアドレス http://www.saiboku.co.jp/
【沿 革】
当牧場は昭和21年(1946),久星種畜農場として種豚・種乳牛・種鶏作育を中心に発足した.昭和30年に(株)埼玉種畜牧場として,独立改組して再発足した.
昭和36年(1961),当牧場は日本で始めて英国からランドレース,大ヨークシャー原種豚を直輸入した.これが日本における豚の品種革命の元祖で,当場はこの旗手として健闘努力した.その後,乳牛・鶏を逐次縮小し,閉鎖.そして,種豚の育種改良に全力を傾倒した.
その後,世界各国よりW・L・S・H・D等の原種豚を直輸入し,経済能力が高く,しかも美味しい豚肉を生産する育種改良に専念した.
昭和44年(1969),農林省家畜衛生試験場指導のもとに,日本で始めてのSPFセンターとして鳩山牧場に微力を傾倒したが,数年でやむなく中絶を余儀なくされた.
昭和45年,宮城県高清水町に67haの東北牧場を創設した.そして,原種豚は日高牧場,種豚は鳩山牧場,肉豚一貫農場として東北牧場を設立し,豚および黒色和牛の一貫経営牧場として拡充整備した.
そして,昭和50年(1975)以降,ミートピア(Meatpia)続いてアグリトピア(Agritopia)事業という新構想による農業観に立脚して第4次産業と自称する「食のテーマパーク」を創業展開し今日に及んでいる.
【組 織】
本 社 社長・役員・顧問・参与
総務部 総務課・経理課・企画室
種豚部 日高・鳩山・東北牧場・楽農センター
製造部 精肉・加工・デリカ課・製品検査室
営業部 営業・通販・外販課・本店・デパート直販店
レストラン部 レストラン・カフェテリア
全従業員は320余名で,うち獣医師はわずか6名であるが,食品衛生,家畜の予防・治病衛生,育種改良の原動力となりリーダーとして健闘している.
【業務内容】
上記組織のごとく原種豚・種豚・肉豚・黒毛和牛の第一次産業,この生産物に付加価値をつける食肉加工工場で,ハム・ソーセージ類,デリカ食品製造の第二次産業,続いて,これらの生産加工食品のすべてを直売する第三次産業.パン工場も生産・直販.野菜・米・茶・果物・卵等の関連食品は860余品目.牛乳・乳製品は小岩井農場と提携している.なお,カフェテリア,レストランまで「食」についてDNAの原点から胃袋までの完全一貫経営路線を整備している.また,全国各地の銘石・銘木数千点を蒐集し,年間を通じて常時季節の花が爛漫と咲き,子供遊園地となるとんトンハウス,アスレチック等を設置し,絵になる景観楽園を展開している.現在は年間300万人以上が来場するが,ますます増加の趨勢にある.
【特 色】
当社は国際的に類例のない新機軸の農業畜産経営で「アグリトピア」と称する「食のテーマパーク」といってもよいだろう.
当牧場の社是は(1)豊かな楽農文化の創造,(2)美味しい食文化の創造,(3)楽しい生活文化の創造が三本柱で,経営スローガンは「緑の牧場から食卓へ」.そして,近未来構想は「農業ディズニーランド事業」の展開を企画中.
当牧場は草創50有余年,一貫して豚の育種改良,特に美味肉の作育に全能を傾倒してきた.このために銘柄肉ゴールデンポーク,スーパーゴールデンポークは好評を博している.また,第28回SLAVAKTO ユ97(世界ハム・ソーセージオリンピック)で金メダル11点,銀メダル2点,全出品入賞しチャンピオン杯を受賞した.
なお,当牧場は昭和27年以降,全国農業後継青年の研修制度を設け,すでに諸外国を含め2,000余名の研修卒業生がおり,「埼牧心友会」を組織している.そして機関誌「心友」を季刊として年4回発行し,同志相互の心の糸を結び合い,日本農業・畜産の発展に微力を傾倒している. |